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平成24年7月21日に教員免許状更新講習の選択科目として、”ウシに学ぶ”を開講しました。以前に担当された先生の話では苦労をされた事などを聞いていましたので、担当した角川としては不安を抱えながらのスタートでした。

結果として嬉しい誤算というべきか、今年は7人もの高校の先生に来ていただきました。山口農業高校の山本先生・吉松先生・綾野先生・白石先生、宇部西高校の田村先生、田布施農業高校の河口先生、日置農業高校の橋本先生です。

まず午前の講義では、最近の国内外の畜産の状況を説明し、また日本の畜産の歴史や最近の研究成果等も説明しました。また、日頃の学生向けの講義で意識している、有効な視聴覚教材の利用、学生が難しく理解しにくいと考えるポイントなどを説明しました。受講した方達のアンケートを見ると、これらの講義内容は非常に好評だったようですが、普段の大学生向けの講義とはやはり相当に勝手が違いました。

昼休みには、せっかくの機会なので、一緒に昼食を食べ、また私達の研究室でお茶も一緒に飲みました。このあたりからリラックスしていただけるようになり、色々と雑談を含めて親睦を深める事ができました。高校の先生方の日頃の御苦労なども改めて知ることができました。



午後の実習では、ボディーコンディションスコアの測定の実習と、ウシの健康を考える上で非常に重要な肝臓の部位の見つけ方、また聴診器を用いた心臓や胃腸の音を聞いていただきました。さらに、お灸を実施する前後の胃運動音の変化を観察してもらいました。これらの実習を通じて、一層のウシの体への理解力と関心の高め方を体験してもらいました。このような実習も、受講した方達のアンケートを見ると、非常に好評だったようです。


考えてみますと、山口大学と地元の高校との交流というのはあまり機会が無い事です。担当しました角川自身や、TAとして補助をしてくれた村上さんや久保さんにとっても非常に重要な経験になったと思います。



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 受講した高校の先生方と共に記念写真
 
お灸により胃運動が活発になる変化を聴診器で観察する