私の母校です。当初College of Forestry and Natural Resources(森林自然資源学部)のDepartment of Fishery and Wildlife Biology(水産野生動物学科?)に所属しましたが、指導教官の都合で後にDepartment of Range Science(あえて訳せば牧野学科)に転学科しました。Range(レンジ)とは草食の家畜や野生動物が餌を食べる場所のこと。森林も含むので「草地」と訳すのは不適切ですし、「放牧地」とすると野生動物が対象外になるので難しいところです。その後名称がDepartment of Rangeland Ecosystem Scienceに変わり、今ではDepartment of Forest and Rangeland Stewardship となっています。ちなみに学科でDERANGED SCIENCEとプリントしたTシャツを売っていました。意味が分からない方は辞書を調べて下さい。
学科付属の草地で博士課程の研究を2年間行いました。巨大迷路に入れられたウシ、ヤギ、ヒツジは、餌にたどり着くためにどんな行動をするのか、というテーマです。広大な草地の中にあるステーションでひとりぼっちの実験を延々と繰り返しました。ほとんど自然に近いほったらかしの草地なので、野生動物も多く、その中でもウサギ(写真)が一番私に慣れてくれました。プレーリードッグは警戒心が強すぎて、車から降りるとすぐに隠れてしまいますが、ウサギはこちらが何もしないと分かると相当近くまで寄ってきます。これが自然との触れ合いでしょうか、いいもんです。
どうでもいいけど・・・大学名を台湾式に書くとこうなります。
私がデザインしたTシャツのフロントがこれ。台湾の書家の
娘という友達に書いてもらいました。