コロラド州ジョージタウンのオオツノヒツジ(ビッグホーンシープ)のオスです。近寄れるのはせいぜい20メートルぐらいまで。それでも大きな角は迫力があります。
同じくジョージタウンで撮影した群。ジョージタウンはハイウェイ沿いにある町で、ヒツジの群を観察するための双眼鏡を備えた小屋もあります。
こちらはコロラド州エバンス山で撮ったメスです。エバンス山といえばシロイワヤギ(マウンテン・ゴート)の方が有名ですが、ヤギは余所から連れてきたもので、この山は元々はヒツジの生息地なのです。ヤギの導入に伴いコロラド州野生生物局はヤギとヒツジの競合の研究を始めました。ヤギがヒツジの個体群に悪影響を与えないかどうかを調査するためです。この調査には橋本恵佐男さんという日本人が参加しています。学生時代からのあこがれの人です。この方のエピソードはまた改めてご紹介しようと思います。4000メートルの雪山で野生動物を調査するには根性だけではどうにもならないものがあるのです。

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