似非(えせ)バックファイヤーダンtube body version
ティムコがフライウイング・エアスルーとフライウイングUを廃番にしてしまったのはとても残念なことで、エアスルーは水切りネットの不織布で代用できないこともないのですが、Uの方は今のところ代用品が見つからなくて困っています。嘆いている人は多いはず。

これはモンカゲロウのパターン
嶋崎了氏のパターン(フライフィッシャー1997年6月号pp.38-39)で使われたタンのフライウイングUがあればもっとそれらしく見えたでしょうか。仕方ないので「スピンセイバー」のバックファイヤーは黄色にしてみました。目玉は杉坂研治氏の真似(フライフィッシャー2004年4月号pp.134-139)。ご愛敬。
ちなみに本当のBFDはアブドメンを浮かせても、テールをスプリットしてもいけません(ティムコHPのライブラリで確認しましょう)。だから「似非」なんですね。

上の方から見るとこんな感じ。黄色のバックファイヤーが案外目立ちますが、もちろん魚は下から見上げるのでたいした目立ち度ではないはず。
アブドメンをストレートにし水面にべったり張りつけると、見た目は上記杉坂氏のコーンボディのパターンに酷似しますが、その方が本来のBFDのコンセプトを素直に踏襲したことにもなるのかも?
さて、このフライ(とボディマテリアル)は今年の阿寒湖でテストされるはずだったのですが・・・残念ながら来年に持ち越しとなりました。ハッチがなくちゃねぇ。

逆光で透かすとこんな感じ。魚にとってはこんな色合いに見えることの方が多いかもしれません。そして本物の虫も!このパターンも元はと言えば、透過光を重視した渡辺伸一氏のSWモンカゲ(フライフィッシャー2000年7月号pp.66-67)を大いに参考にさせていただいてできあがったものなのです。
クリスチャン・ビラードと渡辺氏に感謝。
それにしても元祖エックスフライやtube bodizはどこで入手できるのだろう?

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