田坂さんが澤野さんの研究を引き継いで宮島のシカをテーマにするというので、基本的に毎月宮島に来ていたのですが、11月に入って新しい展開が! 広島県が宮島のシカの調査に乗り出すことになり、委託先の広島県環境保健協会に、私たちも協力することになったのです。 個体数調査だけでは何も進展しないので、齢査定を提案しました。 この日は下見です。 写真右端が協会の井原さんです。 |
包ヶ浦の子ジカたち。秋なのに小さいですよ。 |
こちらは桟橋にて。角座ができ始めています。こんな個体は先月まではいなかったので、宮島ではオスジカの角座ができ始めるのは、通常よりも遅く、1歳の秋ということになります。 |
ではこれはどうかというと、角がちょっと出ているので2歳か?あるいは成長のよいオスは0歳の春に角座ができて、1歳にはこんなふうに小さな角ができるのか? このあたりもきちんと詰めていかないと、齢構成が明らかにできません。やはり捕獲調査をしないとどうにもならないでしょう。 今後どのように進展していくのか、不安でもあり楽しみでもあり。 |