小澤先生からメールをいただきました。
2年間のサモアでのシニアボランティアを終えて無事帰国されたとのこと。

内容的に問題ないと思うので、全文を掲載いたします。



その後お変わりなくお過ごしのことと思います。
 私どもは、4月1日に桜咲く日本へ無事帰還することができました。帰るやいなや市役所、税務署、銀行などいろいろやるべきことが多く、多忙を極めておりましたが、半月過ぎた今、いささか時間を持て余し気味です。先日は植木屋さんに頼んで3年ぶりに垣根を刈り込んでもらいました。その後、庭の隅にある一坪ばかりの畑を耕しました。今日は天気がよければトマトやナスの苗を買ってきて植える予定でしたが、寒く時折風雨が強いので、図書館に行って本を三冊ばかり借りてきました。こたつにもぐって、借りてきた中村草田男著?俳句入門?など読んでいるうちに眠くなってしまいました。畑仕事は天気が回復し、かつ気が向いた時にすることにします。
 シニアボランティアとしてサモアに行っていたために、定年後の時間の使い方をどうするかという大きな課題を先に延ばしてきました。この先有り余るほどの時間があるのだと思う一方、そんなに残された時間はないのかもしれないという思いもあります。その点では、生活の横軸に明確な時間を刻まないサモア人の生活を見てきたこの2年間は、これからの生き方を示唆し、定年後の生活の馴致段階としてはよかったのかもしれません。
 
        利休梅刈り払われてそよぎけり
                                   小澤 忍・逸子
 そのうち、山口に遊びに出かけます。


メールに俳句を。風流ですよね。ごく近い将来の再開を楽しみにしています。
この2年間でサモアに訪ねてきた卒業生は松藤さんだけだったとか。もったいない話ではあります。私も昨年のアメリカ旅行があったから、他は自粛しなければならなかったし。
そういう後悔を残してばかりだと健康にも悪いので、などと理屈をくっつけて、今年は藤井君の屋久島に行こう、などとみんなで話している今日この頃なのでした。