今年度初の宮島調査です。今回も田坂さんが神社周辺を、私が包ヶ浦近辺を担当。包ヶ浦に来てびっくり。まず浜辺に100名以上の高校生らしきグループが遊んでいます。そしてグランド横の広場には上の写真のように中学生らしき200名ほどのグループがお弁当を食べています。私には女子高生に見えましたが、うちの学生たちの見立てでは中学生だそうです。それからテニスコート寄りの宿泊施設わきでは大学生っぽい数十名のグループがバーベキューをしています。さらにキャンプ場では小学生のこれまた100名以上のグループが炊飯訓練。どこを見ても人・人・人。珍しくシカよりも人の方が圧倒的に多い状況でした。
おそらくみんなで追い回したのでしょう、驚くほどシカの数が少なく、新鮮な糞を集めるのに苦労しました。
中には何かを期待して寄ってくる者もいます。
藤が満開だったし、田坂さんも時々こちらの状況を見ておいた方がよいので、一旦桟橋に戻った後、遅い昼食をみんなで包ヶ浦で食べることにしました。予想通り人も減ってだいぶ落ち着いていました。
(女子中学生の大群は、帰りに杉の浦あたりで抜き去りましたが、帰りの船で一緒になってしまいました。まあ何とにぎやかなこと。)
ゴミをあさっているオスジカを発見したので、そんなものを食べたらいけないよと注意してあげたら、前脚を上げて猛然と襲いかかってきました。観光客が異常に多くて気が立っていたのかもしれませんが、やはり相手は野生動物です。毎年何人かの子どもがシカに怪我をさせられ、中には何針も縫うケースもあるのだそうです。よい子はけっしてシカに近づかないようにしましょう。
(子どもが見ないHPでこんなこと書いても無意味か。)