松島さんがゴギのDNAをテーマにしたいというのでサンプリングを再開しました。清水さん&金生さんコンビの時は訳あって挫折しましたが、今回は彼女がすでにシカの組織で抽出・PCRとかやり始めているので、まだそんなに期待できる段階ではないのですが、もしかしたらいい結果を出せるかもしれません。中野さんの後継者がやっと現れたということに?
遺伝子の研究者も現場を見ておかないといけないというのは玉手先生や朝日田先生から教えられたこと。彼女も現場を知らなくてはなりません。
そんなわけで第1回サンプリング行は寂地峡をターゲットに。
けっこうシビアですよ。長い垂直の階段を手すりを頼りに登り切ったと思ったら、こんなトンネルが現れます。気味悪くて、私も1人で来るのをためらっていた場所です。
フライフィッシングは難しいので、竿を振ったこともない人がいきなり釣りをするのは無理があります。それでも一応挑戦してもらいました。
こんなのが十数匹。まずまずの成果です。
同行した柴田君が自力で1匹釣り上げてくれました。ぎりぎりキープサイズの18センチ程度でしたが、1匹も殺さず、すべてリリースしてきました。
佐藤君はフライの経験者ということで、ひそかに期待していましたが、交代で竿を振りましたから運不運というのはあります。
たぶん次回はリベンジしてくれると思います。
これ以上釣り続けると明るいうちに車まで戻れないかもしれないという、ぎりぎりの午後6時のタイムリミットまで粘り、その後は小沢づたいに林道までの急傾斜を上り、そこから歩いて下り、さらに遊歩道に入り・・・などと結構歩いたのでへとへとに疲れました。この写真は林道から遊歩道に入るところです。急な階段を上り下りするので脚にこたえます。そこを松島さんは走って行ったのでびっくり。
これだけきつい釣りはもうこりごりと思うのですが、環境が素晴らしいので、また少ししたら行きたくなるかも。
ヘビの子どもだかとかげだかを襲うカケスに遇いましたが、幸いマムシとのご対面はなく、事故もなかったので安堵している次第です。