20日と22日の両日、2年生向けの基礎実験がありました。私の担当は化学実験の基礎の中の「試料の調整と重量分析・比色分析」です。
比色分析では3種類のピペットを使い分けます。まずはマイクロピペットを使って標準液の調整。ここでの失敗が検量線作成において命取りとなるので慎重に。
こちらはパンの中の水分含量測定の準備。四分法を知ってもらうために、フィールドから刈り取ってきた牧草などではなく、パンを細かく切ってもらい、これを均一に必要量取る経験をしてもらいます。実際にはパンの分析をやる研究室はどこにもないのですが、経験上こういった奇抜な材料を用いた方が記憶に残りやすいようなのです。だから来年もたぶんパンを使います。
うまく呈色した試料を持って記念撮影。もう少しアカデミックな雰囲気を出したかったのですが・・・。
呈色した試料を分光光度計にかけて吸光度を測定します。検量線を引き、濃度未知の試料の中の無機リン濃度を推定します。ここではコマゴメピペットを用います。操作を誤ると実験台や床に溶液をこぼしてしまうことに。繊細さは要求されませんが、やはり慎重に。