26日と27日の2日連続でゴギのサンプリングに行ってきました。6月5日にはまた研究室のメンバーと行く予定になっていますが、今回は単独行です。天候と水の量をにらみながら、今行っておかないと次はいつチャンスが来るかわからないということで、急遽決行することになったのでした。
週末はちょっとしたイベントに参加していましたから、体がぼろぼろに疲れていましたが、この2日間に行っておかないと絶対に後悔すると思ったのです。(実際、これを書いている28日は雨ですし、これからも天気は悪そう。いよいよ梅雨が近づいてきました。)
今まで入ったことがない場所です。ゴギは少ないし、いても小さいということで、まともな釣り人がやる川ではありません。入り口付近の雰囲気が陰湿でいやな感じだったので、この十数年間ずっと近づくこともありませんでしたが、松島さんの研究のためなら仕方ない。
で、入ってはみたものの、案の定魚の反応はにぶく、絶好のポイントからは全然顔を出してくれません。
それにやたらと毛鉤が枝や蜘蛛の巣にひっかかります。蜘蛛の巣だらけということは他の釣り人がその日に入っていないことを示します。それでも魚が出ないということは本当に魚が少ないのでしょう。
途中から楽しむことを完全にあきらめ、普段なら無視してパスする小さな水たまり状のポイントにも丹念に毛鉤を落とし、めざしにも劣るサイズのゴギを拾い釣りして行きました。
2日間で3つの川をやりました。どれも今まで釣ったことのない川(もしくは区間)で、どこから退渓するのか、クマは出ないか、マムシはいないか、などなどの不安感と戦いながらの孤独な釣りでした。
やっぱり源流釣行には連れがいた方が安心です。以前特別採捕の許可をもらって禁漁河川をやったときは、100キロ級のオスイノシシと遭遇したことがあります。(ボイボイくん、覚えてるよね?!)
妻から言われながら毎回忘れるクマ鈴の装着、さすがに次回からは忘れないようにしようと、夕闇迫る谷間の林道を歩きながら、そう思うのでした。