宮島調査に行ってきました。11月は観光客が多いと聞いていましたが、まさかこれほどとは!というほどの人出でした。心配していたシカの減少ですが、桟橋にもちらほらいて、しかも栄養状態も回復しているようで、少し安心した次第です。
紅葉谷のもみじは終盤を迎えていたものの、まだまだ楽しめる美しさでした。疲れたので(とくに野田さんが)、ちょっと一服。
包ヶ浦付近の林の中にオス、メス、子どもの3頭連れを見つけました。(オスがどこにいるか分かりますか?角が切られているので目立ちませんよ。)山口でもよく見かける繁殖期に典型的な組み合わせです。シバのグランド上で繁殖ナワバリを持とうとするオスを見かけることもありますが、今年はグランドにほとんどシカがいません。山の中に餌が多くて、メスたちが森に入ってしまったため、オスもちりぢりばらばらのメスを個別に追いかけざるをえないのでしょうか。
今回の調査では個体数が回復していたので、一部で騒がれていた密捕獲疑惑が杞憂であろうとの思いが更に強くなりました。