何がうれしくてクリスマスに宮島まで行ったのかというと、この日しかスケジュールに空きがなかっただけなのです。学生の皆さんも、この日にはまあいろいろとあるようで、参加者を多くは期待できない。そこで冬休みに入った子どもたちに手伝ってもらうことにしました。主な役目はシカを見つけることにあるので、子どもでもその点は大丈夫です。
調査を終えて一服しているところです。
同上。
冷えた体には揚げたてのアツアツもみじがいいですね。

でもクリスマスとの因果関係は知りませんが、商店街は閉めてるお店が多くて寂しかったですよ。紅葉が見頃だった11月とはずいぶん違っていました。
この島いちばんの美人・・・じゃなくて「肥満児」。
数少ない栄養状態良好個体です。あくまで脂肪のつきかたでの判断なので、本当に健康かどうかは分かりませんけど。
大鳥居前の記念撮影スポットで餌をもらっているシカなので、栄養素の摂取バランスは良くないんじゃなかろうか?案外肝臓に問題をかかえていたりして。
こちらは包ヶ浦の網捨て場で網を食べようとしているシカたち。原料が何なのか、栄養の足しになるのか、分かりません。あんなところに網を放置したらこうなるって分かっているのに、なぜ止めないのだろう?


一頃、一部で騒がれた、個体数激減事件は一応落ち着いてきたように思えます。林勝治先生がボランティアを募ってここ10年続けておられる個体数調査の結果では、市街地周辺の個体数はほとんど変化がなかったとのこと。
大量に餓死したとか、密猟されたとか、噂されていましたが、少なくとも個体群密度を変えるほどの大事件はなかったと判断してよいのだと思います。