卒論発表会です。我が研究室のトップバッターは野田さん。全体でも2番目の発表順。体がまだ温まっていなかったのか、ガチガチに見えました。テーマは宮島の桟橋のシカの食性がせんべい禁止後にどう変わったかをつきとめること。なかなか思い通りに行かない、難しい研究でした。
応援団。福田さんの準備中の写真だと思います。野田さんはもう発表を終えたのでのびのびと。
福田さん。彼女も宮島がテーマで、顎の成長の遅延を山口個体群との比較から明らかにすること。たまたま子ジカの死体が入手できたために、思いがけない結果が得られました。
柴田君はDNAの解析。すべり込みセーフで何とか結果を出しました。これからどんどんデータが増えていくはずなので、どちらかというと2年後の方が楽しみです。
佐藤君は山田美音さんから始まった一連のイノシシ研究の集大成。シカと違ってサンプルが集まりにくく苦労したこの数年。やっと何とか形になったように思えます。成果を学術雑誌に投稿しようねと話していますが・・・。

みなさん、お疲れ様でした。1日休んで、今度は卒論提出締切に向けて、最後の追い込みです。

しかし、発表会の準備に追われるあまり、卒論そのものの執筆に身が入らない現状は何とかならないものかと思います。研究テーマによっては秋ぐらいには結果が出そろってしまって、さっさと論文書きに移行できるものもあるのかもしれませんが、我が研究室ではフィールド重視のため、データ取りをギリギリまで行う傾向があります。このあたりを何とかしないといけないと、指導者として反省している次第です。