昨年に引き続き宮島でのシカ捕獲調査が始まりました。昨年度は広島県の調査で、今年は廿日市市の調査になります。県が宮島のシカ管理を県全体の特定計画の範疇外として、管理を廿日市市に任せたからです。しかし受託業者は昨年と同じですから、すでに協力体制ができあがっていて、継続性・一貫性のある仕事になりつつあります。
初日は包ヶ浦自然公園から。剪定されて落ちた藤の枝にシカが群がっていました。マメ科植物ですから、木の皮といえどもタンパク質が豊富なのでしょうか。
1年振りなのと、2年生の見学が入り、実質的な戦力が少なかったのとで、慌ただしいスタートとなりましたが、徐々にペースを取り戻していきました。そういえば3年生もこの調査は初めてでした。
我が子を心配そうに、遠巻きにして見守る母ジカ・・・と思っていたら、実は全然違うメスの子でした。
下顎長である程度の齢査定ができないかなと、昨年から模索しているので、とても重要な計測項目となります。だからいろいろ測る中で、下顎長だけはすべて私が測ることになりました。同じ人がやらないと測る人によって癖でデータがばらつくと信用できなくなってしまうからです。
今回のメンバー。麻酔からまだ覚めないシカといっしょに記念撮影。広島県環境保健協会の井原さんたちと、廿日市市職員の方、それに私たちです。学生は3年生と2年生。