附属農場の藤間先生が研究に協力してくださることになり、一緒に宮島に行ってきました。包ヶ浦に広がるシバ草地に施肥が必要なのかどうか、もう行政は施肥することを公言していますが、私たちはあくまで科学的にアプローチしなければなりません。シバが生えている場所の土壌を分析用サンプルとして持ち帰りました。どんな結果が待ち受けているやら。
下の写真は藤ヶ浦にある、弱って保護されたシカを収容するための候補地です。昔オスジカをたくさん放り込んで大量死させた場所らしい。原因はよく分からないってことですが、それなら二の舞にならないよう、慎重にやらないと。
フェンスを補修して、木を伐採して日当たりをよくするとともに、施肥をして餌となる草本を生えさせようということらしい。
そのフェンスで囲まれた敷地内にほったて小屋があって、中を覗いてびっくり。シカが入ってむちゃくちゃ古そうな餌を盗食していたのです。前に来たときはかんぬきがかけられていてシカは入れなかったはず。最近誰かが中に入って、きちんと閉めるのを忘れたのでしょうか?
ここを整備してシカを収容するというのなら、まずはこの小屋を何とかしないといけないでしょうね。