東さんの卒論用に昨年設置した巣箱のチェックです。やはり12ヶ月連続して観察しておかないとちゃんとしたことが言えないので、ヤマネに関しては望み薄だと分かっても、一応ヒメネズミの生態を明らかにする上でも継続しなければなりません。
いつもの場所でお昼の休憩。私は午前が授業だったので、昼から合流しました。
午後の準備&作戦会議です。
道路の真ん中でやってたら轢かれますよ。
って言うんですが、おかまいなし。ほとんど車が通らない田舎道です。
午後の部スタート!
東さんと私はそれぞれ単独で。玉那覇さんと山下さんはペアで。私が単独だったのは東さんの信頼のあらわれで光栄ですが、山の中の様子がきちんとイメージできていなくて、撤去して、あるはずもない巣箱を頭に描きながら歩き回って山中で2回迷い、他の人に迷惑をかけました。
4月は小鳥の繁殖期で巣箱を占拠したヤマガラ・シジュウカラが多かったようですが、おそらくこれが最後の卵です。他はみんなすっからかん。
暗くてうまく撮れませんでしたが、いわゆる「エビフライ」が3個も入った巣箱。リスが入れない入り口サイズなので、私たちにとっては「あっと驚く」アカネズミの仕業かも。アカネズミは木に登らないと思っていたのですが、このあたりのアカネズミはけっこう登るというのが一部の専門家では常識のようです。
となると1つの巣箱にヤマネ、アカネズミ、ヒメネズミの3種の齧歯類が関わることになって、種間関係がいっそう複雑になります。
東さん、何をどこまで明らかにできるでしょうか?