今年度2回目の調査も、まだ捕獲を行いません。その代わり、メスの妊娠チェックをしてきました。
一通りの作業を終えて帰ろうかというとき、桟橋前広場で給餌されているシカを発見。目立つ場所ですからささっと餌をばら撒いて足早に立ち去ったのでしょうか?ヌカ、ニンジンの皮、イチゴを確認。
こちらに背(尻?)を向けているメスは確実に妊娠しています。山の方に行くと、痩せているのにお腹と乳房がはっていて妊娠と分かる個体が多いのに対し、過度の給餌を受けている市街地の個体はお腹がパンパンで、ちょっと見では太りすぎなのか妊娠なのか見分けづらいのも多いです。
オスの角に触ろうとする野口さん。握ってみたら温かかったそうで。私はアレルギーがあるし、この時点ですでに片目がつぶれた状態だったので、角を掴むなど、そんなぜいたくはできませんでした。
この時期の角は袋をかぶっていて、中を血がめぐっていますからね。温かくて当然。

来月はそろそろ元気な子ジカがあちこちで駆け回っているものと思います。