2008年10月26日から10月29日まで開催されたInternoise2008にて発表を行ってきました.
M2の足立塁,末重洋一,蔵本裕也がここに報告をさせていただきます.
Internoise2008
年に1度開催される音響に関する様々な研究発表が行われる学会であり,テーマは振動,騒音,
音質.またはそれらに関する計測技術等と様々です.その中で,振動計測手法のセッションでは
足立が,ダクトとマフラー騒音のセッションでは末重が発表を行ってきました.
出発
福岡空港から出発!
まさかの雨
上海は東京と同じくらいの距離
重い荷物を持って,いざ上海へ!発表の緊張はまだしていません.
いってきます
開会式
いざ開会式へ!自分達よりひとまわりも
ふたまわりも年上であろう方々がたくさん
いらっしゃいました.ここで,荏原総合研究所の
丸田さんとお話ができました.
結構簡素なウェルカムレセプションでした.
その後,他の方々との会話を試みるも,
ウェイターさん以外には話しかけられず,
私達は3人で固まってしまいました.
会場付近の様子
ドキドキです
食事
鳥取大の西村先生と奥さん,立命館大の
秋下先生,研究所の丸田さん,JRの
研究員の末木さん,三菱電機の中島さんと
一緒に食事をさせていただきました.
上海蟹のチャーハンを食べました.
10/27 足立発表
発表会場は思っていたよりも広くありませんでした.
多くのセッションが同時に行われるため,部屋数の
関係からそうなるのでしょう.

一応最終確認をこっそりとやっておく...
原稿に関しては,後は覚えるのみなので,
何度も読んで頭の中でシミュレーションを行いました.
そして発表会場入り.まずはチェアマンに挨拶.
とても気さくで話しやすい方々でした.

そして発表!

前に立つとやはり緊張してしまいました.
でも,覚えていた内容が飛んでしまうということは
なかったので,その点はうまくいったと思います.
質問もわかりやすい簡単な英語で頂いたので,
言葉に詰まることなく答えることができました.

Thank you chairman!
10/29 末重発表

何度も何度も練習したこともあって原稿は完璧に
頭に入っている.けれども,どこか不安が...
なので,足立君と同じように最後の悪あがきをするため
パソコンへ.TVを見ているわけではありませんよ,
そう見えるかもしれませんが(笑)

    さぁ.発表だ!!

事前にチェアマンとのコミュニケーションをとる事は
基本だろう,と話しかけてみたり.

    『初めてなんで,緊張してます...』

というと

    『Don’t be afraid!!

と勇気付けてくださいました.緊張なんて吹っ飛びました!!

発表はほとんど詰まらずに出来たと思います.
これまでの練習が実を結んだ瞬間です.
質問に関しては良くききとれなかったものもありましたが,
チェアマンに助けてもらいながらこなすことができました.
他の方々の発表を聞いて勉強
やはりネイティブの方々の英語はきれいだなぁと感じつつ,スピードが速くて頭で処理しきれなくなってしまいました.
実験装置の写真を見て熱線流速計かなと思ったら熱電対だったり.
よく見ればわかるのですが,まだまだ英語のスピード慣れしていないということを痛感した瞬間でした.
閉会式
閉会式は,今回の学会を振り返ってという内容のスライドが紹介されました.
その後は,次回カナダで開催されるInternoise2009や,協賛の組織の紹介が行われ,
閉会の挨拶とともに私達の学会は閉幕しました.
Internoise2008を振り返って
発表自体は,練習あるのみだと思います.練習のおかげで,今回は二人ともほぼ規定時間で発表ができました.
ただ,質問対策においては,今回のように発表パワーポイントがアップロード式で全体表示ができない場合,
隠しスライドがうまく使えないといったことがあります.想定質問は自身の中で多く考えておくことも大切ですが,
隠しスライドの位置もある程度把握しておくことをオススメします.

また,チェアマンとの発表前の挨拶はやった方がいいと思います.緊張もほぐれるのではないでしょうか.
2人ともチェアマンに助けられたところもあり,チェアマンに恵まれていたのではないかと思いました.
他の発表者では,時間あったのに質問が出ないからそのまま終了したり,時間を気にせず次々と進めていく
チェアマンもいて,チェアマンによって対応がこうも違うのかということで,本当に自分達のセッションのチェアマンは
いい人達だったと実感しました.
事前のコミュニケーションをしていると,自分の研究のところにも再度きちんと目を通してもらえるチャンスなので,
ぜひぜひ事前の挨拶をしましょう!

あとは,自分達ができなかった外国の発表者の方々との会話を,ぜひ皆さんに実践してもらえたらと思います.

これを参考にしていただき,皆さんの今後の国際学会発表が充実したものになれば幸いです.
日本人発表者130名
学生は163名
上海ぶらり3人旅編へ
閉会式会場
両サイドカチカチ