パワフルな女の子との一枚
ロビーの様子
ホテルの外観
中央広場からの風景
マリーナグランデ

カプリ島へ

ナポリで泊まったホテル
木のつるが生い茂り見るからに怪しい・・・

2009913日〜918日にイタリア-ナポリ(カプリ島)で開催された
9th International Conference on Engine and Vehiclesにて発表を行ってきました.
D2の宮本亨がここに報告をさせていただきます.

陸,海,空の輸送機関の動力源に関する国際会議であり,主なテーマは自動車用エンジンですが,燃料電池などの研究も含まれており,バラエティーに富んだ会議です.
ちなみに私は「
Hydrogen/Ethanol/Fuel Cell
というよくわからないセッションに入り,最初は燃料電池のセッションに入ってしまったのかと思い,焦りました...

イタリアへ

まずは山口宇部空港から羽田空港を経て、成田空港へ.
今回の便はドイツを経由しナポリに行きました.

日本(成田)〜ドイツ(ミュンヘン)     フライト時間 13時間
ドイツ(ミュンヘン)〜イタリア(ナポリ)  フライト時間1時間30分
ミュンヘン空港でトランジット中の搭乗ゲートより
ドイツに向かう途中(どこかの上空)
イタリア時間の夜9時に到着し,やはり辺りは真っ暗.
心細く,写真を撮る余裕もなく予約したホテルに向かおうとしたが・・・ここでトラブル発生!!
ナポリのタクシーは空港から中央駅まで定額料金と聞いていたので,タクシーのおじさん(マフィアみたいな風貌)に話しかけたが,定額では行かないの一点張り!!
交渉してもダメで,結局30ユーロも払うことになってしまいました.
本来は12ユーロ程度で行けるようです.
ホテル周辺は暗く,犯罪の雰囲気が漂っており非常に不安でした.
犯罪が多い町と前評判で聞いており,まさにその通りで怪しさ満点の町でした.


タクシーの件もありイタリアの印象が初日で崩れ去りました.
正直,二度と来たくないと思いました.
島なので,フェリーで向かいました.水中翼船もあるようですが,値段は倍するので断念・・・

ここでまたトラブル発生!!
カプリ島で泊まるホテルのおばちゃんから,ナポリに着いたら電話をくれと言われていたが,繋がらない.
泊まるホテルがないかもしれないという不安のなか乗船・・・

フェリー乗り場での一枚
不安を抱きながらカプリ島に到着!!
ホテルに着き,スクージィ(こんにちは)と叫ぶと一人のおばさんが,
僕の名前言いながら近づいてきたので,予約はちゃんと取れていたと安心しました.
電話の繋がらない原因は大雨で電話回線が落ちていたようです.

やはりセレブの島という感じで,何もかも高い・・・
庶民にはつらい場所です.
発表
発表当日,ホテルで必死に練習中

いよいよ目的である研究発表です。
発表前はかなり緊張しました。 直前までパワーポイントと原稿をチェックしながら、最後の悪あがきです(笑)

発表会場のホテルラ・パルマ
発表会場のホテルラ・パルマは4星ホテルらしく,非常に豪華.
緊張しすぎて,部屋が分からず迷子に・・・
親切なスタッフが教えてくれ無事到着.

これが発表した部屋です。
もう少し大きな会場を想像していたので,一安心
定刻になってもなぜか人が来ない・・・
座長まで来ない始末(笑)
さすがイタリアだと思わされた一瞬でした.

また,緊張しすぎて挙動不審だったのか,写真に写っているロシアから来られた先生に励まされました.
先生曰く「緊張をすることは良いことだ.緊張は必ず必要だ」とのことです.
発表の様子
まずは座長のCesare Pianeseさん(写真に写っている方)に挨拶.

問題の発表は何度も練習をしていたので,原稿が頭から飛ぶことはなく,練習の成果が十二分に発揮できたと思います.
しかし,発表中に写真左側に座っておられた先生が睨みをきかせて僕を見てきました.負けられないと思い,その先生を見ながら話しましたが,さすがに怯えました(笑)

一番心配な質疑応答です.
会場には日本人は一人もおらず,助けてくれる人はいないと考え開き直り思い切って答えました.
相手の質問がすべては聞き取れず苦労しましたが,聞き取れた単語から想像して喋っていたので,伝わっているか不安でした.しかし,座長も止めることもなく,相手もうなずいていたので,話はかみ合っていたのだと思います.
*左の写真はチェコから来られたミッチェル先生から頂きました!!
番外編
学会終了後,カプリ島と言えば,やはり青の洞窟ということで行ってみました.
海が荒れていたり,大潮の場合は入れないらしく,あまり期待はしてませんでした.
青の洞窟はイタリア語で「
Grotta Azzurra」というようです

日本人の多くは港からツアーで船で行くようですが,値段が高く,ミニバスで陸路から攻めることにしました.
一日乗車券があり,これを購入していざ出陣です!!
カプリ島でのバス
上からの様子
バスに揺られ30分で,到着!!
しかし,看板には
今日は入れないとの記述が・・・(ここで泳ぐなということも書かれてました)

そこに一緒にバスに乗っていた大学生の女の子が驚愕な行動に!!!!
僕に向かって「泳いで中に入ろう」と行ってきました.
水着を持っていなかったので,

「I don't have LZR Racer now!! (レーザーレーサー)」

というと笑ってくれました.外国の人にもボケは通じるようです(笑)

この子は果敢にも海に入り,洞窟に入って行きました!!(僕は泳いで入っていません)
すると,帰ってくると意外な言葉が.

「あんまりきれいじゃないね」

と笑ってました.

やはり外国の人は日本人と違ってパワフルだなと感心させられた出来事でした.
青の洞窟入り口
青の洞窟内部
船頭さん
「今日は特別にもう一周回ると言いつつ,洞窟を出るとチップを要求するおじさん.」
結局,入れました!!
営業時間前に行っていたようです・・・
女の子は頭を抱えて笑っていました(笑)

「Don't mind!!」

洞窟の中はとてもきれいでした.
やはり,前評通りのすごさです!!
発表練習は満足することなく,数多くやった方がいいと思います.やはり練習は嘘をつかないという言葉は本当のようです.また,質疑応答対策ですが,数多く想定質問を考えておくことが重要だと感じました.自分が初めて,発表を聞く気持ちになって考えるといいです.(ちなみに僕は20コ程度考えて行きました.)

チェアマンとの発表前の挨拶は必ずしましょう.助けてくれることもあるようです.
また,今回は発表前に自分の履歴を書くことを要求されました.自分の履歴を英語で書く場面があるので,
事前に考えておくことをお勧めします.

外国に行く機会はほとんどないと思うので,どんどん会話しましょう.
特に学会中ではあいさつ程度で良いと思うので,話しかける勇気が大事だと思いました.
話しかけないと誰も相手してくれませんよ!!

今後,発表する人たちへ

GOOD LUCK
!!


ICE2009について
まとめ