学会編
学会の会場は上海交通大学の敷地内のHaoran High Technology Buildingでありました。
Haoran High technology Buildingの入り口
ビルは24階建て。。でか!
オープニングセレモニー
発表の様子
(悪夢の質疑応答)
注意:時間のある方は読んでください。
今回の旅のメインイベントの発表です。
発表当日は朝から、菊池君が水を飲もうと思ったらコップが割れました。その時、僕は「菊池君、不吉な予兆やね」と他人事の様に言っていました。しかし、この時この災いが自分に降り注ぐとは思いもせず。
菊池君、池田先生は午前中にあまりダメージも無く終了(私的見解)。残されたのは自分だけ。発表会場に昼休憩に潜入してPCとプロジェクターの相性をチェック。しかし、ここで問題が。いつも発表で使っているノートPCじゃなかったため、PCとプロジェクターを繋ぐアダプターを持ってき忘れた。もちろん、日本に。やばい。急遽、菊池君のノートPCをもって来てもらう。しかし、電池が切れている。まじで、意気地なし。普通ならコンセントを繋げばいいわけだが、ここは中国。日本のコンセントが使えない(ちなみに中国のコンセントは3、4種類あって通常は日本のコンセントが使えます。けど、電圧は違うので変圧器が必要)。結局、相性のチェックができないまま昼休憩終了。この危機的状況を乗り切るには・・・、あっ、池田先生。わらをもすがる思いで池田先生に頼み、PCを借りることに成功。しかし、「さっきの発表で俺のPCとプロジェクター相性が良くないのか分からないけど、PCの画面が映らなかったよ」と池田先生に言われ、すこし不安になる。「しかし、池田先生と僕の部屋は違うし、この部屋には立派なプロジェクターが着いているから大丈夫・・・、のはず」と心の中で自分を慰めながらセッションの開始。
セッションの3番目なのでそれまで、心を落ち着かせよう思い、目をつむる。しかし、ここでもまた問題が。自分のセッション座長が始め中国と台湾の方(多分)であったけど、なにやら前日に一人が日本人の方になったと聞き、朝にその先生のもとに挨拶をしに行きました。そして「何分始めての英語での発表なので、よろしくお願いします」と言うと「分かりました」という返事が返ってきて少し安心をしていました。
しかし、座長が中国人の方。あれあれ。しかも、かなりネイティブ。周りを見渡しても、挨拶をした先生は見当たらず。あの「分かりました」言う言葉はいずこへ。「こうなれば、開き直るしかない。えいやぁ。」という思いと、セッションの1番目の人の発表が延びているなぁって思いながら心臓が口から出そうなのを堪えて待ってました。
やっとで、1番目の発表が終わり、時間を見たら予定では自分のセッションが始まっている時間。時間が押しているなぁと思いながらも、早く発表を終わらしたいという気持ちと、あと25分後には自分が発表という恐怖のジレンマに襲われつつ更に待つことに。ここで座長が「Next
presentaion is Spray Characteristics〜」という声が。「あれ、何か聞き覚えのある題目・・・・、俺の番だ、why?」と思っていたら、三上先生がきて「吉岡君の前のセッションはキャンセルなったよ」。「えっ、聞いてないよ!?」と思いながらも、急遽発表の準備を。もちろん、心構えもできていないまま発表台へ。
前に出てからPCの電源を入れる。ちょともたついていると、中国人のお手伝いさんが「早く、はじめて」と言われる。しかし、PCがビジー状態。お手伝いさんにそれを伝える。今度は座長から「始めてください」と言われる。しかし、まだPCはビジー。何やかんや2分経過。そして、やっとで発表できる状態になり、はじめに「Sorry」と言って始める。この時、ハプニングが続き逆に落ちついてた。発表の最中、資料が机から落ちてしまったが、落ち着いていたためか普通に対処できた。そして、発表は無事終了。
これから10分間の恐怖の質疑応答が始まる。しかし、誰からも質問が来ない。あれれ。座長が流暢な英語で質問される。半分分かって、半分分からない。きっと、このことだろうと思い図を示して説明。しかし、伝わらない。こうなれば、魂で伝えてやると思い、たどたどしい英語を駆使し、さらに指し棒を使い説明。それを見かねた三上先生からの、助け舟が。そして、座長の質問をクリア。そして次の瞬間、思いがけない光景が。さっきまで、質問がなかったはずの聴衆から質問される。自分のたどたどしい英語と三上先生からの助け舟をもらいながら答えていく。そろそろ、終わりかと思って座長の顔を見ると、ニコッと微笑み「Any
question?」。「まだ、するの!?」と思う余裕も無く次々質問。そして、今度は座長に訴えかける様な目で見つめると、またニコっと微笑が・・・。次の瞬間「Thank
you!!」と言われ無事(!?)終了しました。そして、盛大な拍手をもらいました。いや、あれはきっとよくやったという同情の拍手ですな。
発表を終え、ホッとすることもなく興奮したまま退出し心を落ち着かせることに。そして、時計を見ると25分間の予定が35分間発表をしていました(うち20分質疑応答)。そして、すべてのセッションが終わってから三上先生から「吉岡君の前後の発表がキャンセルになってたよ。この事は吉岡君の前の発表の人の質疑応答で言われてたよ」・・・・・・・。「そんな大事なこと前もって実行員が教えるじゃないの」と言っても後の祭り。まぁ、この35分間で2周りぐらい成長した気がします。
このあと、座長と質問をしてくれた方に挨拶をしにいくと、「英語はうまかったよ」と言われ、少し報われた気持ちになりました。
ここまでちゃんと読んでくれた方ありがとう。そして、まだ続きます。