7/9-12にオーストラリア・ケアンズで開催されたICSV14(14th International Congress on Sound & Vibration)において、
博士前期課程2年の矢原が参加し、研究発表を行いました。簡単ではありますが、報告をさせて頂きます。




< 出発 >

福岡空港から羽田空港を経て、成田空港へ。

夜、日本を出発しました。

機内ではほとんど眠れませんでした。
飛行機が落ちやしないかと心配で...


成田空港、搭乗ゲートから

< ケアンズの朝 >

日本を出て7時間、ようやくケアンズに到着。
到着したのは、朝5時過ぎ。
ケアンズと言えども、やっぱり冬の朝は寒い。

バスに乗ってケアンズ市内に行くと、ちょうど日の出の時間でした。

ケアンズ空港前のバス停



日の出(ケアンズ市内)


< 公園 〜エスプラネード・ラグーン〜 >

この日はRegistration以外何もなかったので、海沿いにある公園で、発表原稿のチェックと発表練習をしました。

日曜日ということもあり、ラグーンで泳ぐ人、日光浴をする人、フリーのBBQ施設でBBQをする人など、多くの人で賑わっていました。

あまりに「のほほん」としていたので、つい...
zzz... zzz...



ラグーンの中にある熱帯魚のオブジェ

公園にある机で発表練習
< 学会会場 >

学会はケアンズ市街地からすぐのところにあるCairns Convention Centreで開催されました。

とても大きく、近代的な(?)建物。

講演はセッションごとに8部屋くらいに分かれて行われました。

右写真は僕が発表したMeeting Room 4。この会場の中で最も小さい部屋の1つでした。



Cairns Convention Centre

Meeting Room 4
< Opening Ceremony >

初日の7/9の朝一番にOpening CeremonyがMain Hallで行われました。自分のセッションがここでなくてよかったと思わせる広さでした。

また、アボリジニによる歓迎の儀式がありました。

Main hall
Opening Ceremonyの一幕

< 中野先生 >

ICSV14には、以前、山口大学に勤務されていた東京大学の中野先生も参加されていました。

中野先生の発表


< Rainforest Nature Park >

2日目は早めに講演が終わり、15時から学会参加者と共に、Rainforest Nature Parkへ。

コアラやカンガルー、人を丸呑みできるくらい大きいクロコダイル、大嫌いな大蛇も見れました。

とにかくデカい、クロコダイル



Rainforest
< いよいよ発表 >

僕の発表は3日目の午後でした。

まずは、座長の先生に挨拶。

肝心の発表はハプニングの連続でした。
発表時間が刻々と過ぎていにもかかわらず、PPTが実行できない。
今度は、カラーマップが下半分消えている。
そしてとどめは、マウスパッドを触りすぎて、スライドショーが終わる始末。
座長に「後2分で終わりますか?」と言われつつ、発表は終了。



発表中

座長のブラディス=コッセ先生
そして、これからが本当の戦い、質疑応答。
質問者がおらず、座長に質問していただきました。が、「解析が何とか、実験?」とよく分からなかったので、「Once more, please.」とお願い。
しかし、2回目もよく聞き取れず、小嶋先生に助けてもらう始末。
その後、質問が出ず、終了。

質問は、「今回の発表では解析の結果がメインですが、実験は既にしたのか?」という内容だったようです。
答えを用意していませんでしたが、簡単な質問だったので...悔しい限りです。

このようにして、はじめての国際学会での発表は終わりました。


オーストラリアに来てから学会以外、特にどこにも行っていなかったので、発表の悔しさを抱きつつも、気分転換がてら遠出することにしました。
オーストラリア、ケアンズと言えば、Great Barrier Reef、「グリーン島」ということで行ってきました。


< 予約&出港 >

電話するのは怖かったので、直接事務所(左写真)に行って予約しました。

グリーン島には高速船(右写真)に乗って行きました。この日の海は時化ていて、当然の如く、船酔い...

Big Cat予約カウンター


高速船

< グリーン島 >

この日は、あいにくの空模様...そして果てしなく強い風。故に、寒い。
しかし、そこはやはり天下のグリーン島。
海は、とてつもなくキレイ。
晴れていたらと思わずにはいられない今日この頃でした。

海を見た後、島の周りを1周歩いて、ケアンズに戻りました。

グリーン島


グリーン島の砂浜で
< 小嶋先生、三上先生 >

国際学会で発表するという機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。国際学会で英語発表をすることに不安しかない状態でしたが、このような経験ができて本当に良かったです。


< 研究室の大学院生の皆さん >

国際学会で発表することは大変ですが、頑張ってチャレンジしてみてください。自分にとってメリットしかありません。
 - 国際学会で発表するまでに、論文提出や発表練習などによって、英語能力は確実に伸びます。
 - 外国の先生や学生と話すことは、学会以外ではそんなにありません。自分の研究の幅が広がることは間違いないでしょう。

また、海外に行くことに不安を感じることがあると思いますが、発表用PPTとパスポート(国によってはビザも)と少しのお金とクレジットカードさえあれば、何とかなります。分からなければ、誰かに聞けばいいだけのことです。

あと、今回一番思ったのは、Listening能力の重要さです。Listening能力がないと、当然、何を言ってるか分かりません。さらに、世界には日本人を含め、いろんな訛りの英語を話す人がいるので、Listeningを頑張った方が良いと思います。また、発音も重要です。lとrの発音が僕には特に難しく、何度か聞き返されました。僕も精進します。

それから...学会と言えど、海外は1人で行くものではないですね。


おわり