「標識絵画」
 

すなわち「『絵画』とは本来人間の生きる喜びを伝えるものでした。しかし普通の『絵』は、たいてい特定の個人の所蔵品になってしまい、生命力を失ってしまいます。絵画に『精神の交通標識』のような役割を与える事が大切です。それが『標識絵画』の役割」であった。


(浅井俊裕「群馬NOMOグループ[前橋]」、『日本の夏―1960-64』展図録、1997年:吉田富久一編著『群馬における戦後、前衛美術運動の軌跡と行方』、群馬県立女子大学、20003月、69頁に収録資料「水戸芸術館現代美術センター展覧会資料第35号より転載」として再録)