3.国際美術展の動向分析
3-3. 国際美術展の新設ラッシュ
3−3−1.国際美術展の第1回展開催年リスト
1895年 | ヴェネツィア・ビエンナーレ |
1896年 | カーネギー・インターナショナル |
1932年 | ホイットニー・ビエンナーレ:アメリカ美術のみのため国際美術展ではないが参考までに |
1951年 | サンパウロ・ビエンナーレ |
1955年 | ドクメンタ |
1959年 | パリ・ビエンナーレ(〜85年) |
1968年 | インド・トリエンナーレ |
1973年 | シドニー・ビエンナーレ |
1977年 | ミュンスター彫刻プロジェクト(10年毎) |
1981年 | バングラデシュ・ビエンナーレ |
1984年 | ハバナ・ビエンナーレ |
1987年 | イスタンブール・ビエンナーレ |
1991年 | リヨン・ビエンナーレ |
1992年 | 台北ビエンナーレ |
1993年 | アジア・パシフィック現代美術トリエンナーレ |
1994年 | アート・フォーカス(イスラエル) |
1995年 | 光州ビエンナーレ ヨハネスブルグ・ビエンナーレ |
1996年 | 上海ビエンナーレ マニフェスタ 欧州現代美術ビエンナーレ |
1998年 | モントリオール・ビエンナーレ ベルリン・ビエンナーレ |
1999年 | 福岡アジア美術トリエンナーレ メルボルン・ビエンナーレ |
2000年 | 越後妻有アート・トリエンナーレ 釜山ビエンナーレ |
2001年 | 横浜トリエンナーレ |
参考資料
「世界の大型国際展データバンク」、『美術手帖』(特集:現代アートの祭典)746号、1997年9月、102-112頁。
「Datafile国際美術展」、『美術手帖』(特集:拡大する美術)627号、1990年8月、90-107頁。
3−3−2.アジア・ブーム関連年表2
1957年11月 | 第1回アジア青年美術家展(渋谷・東横) |
1965年 6月 | 日韓基本条約調印(22日) |
1968年 | 韓国現代画家展(東京国立近代美術館) |
1975年 5月 | 韓国・五人の作家 五つのヒンセク<白>展(東京画廊) |
1977年 | 韓国・現代美術の断面展(東京セントラル美術館) |
1978年 9月 | 日中平和友好条約調印(28日) |
1979年 8月 | アジア美術展(福岡市美術館) |
1980年11月 |
アジア美術展 第2部
アジア現代美術展(福岡市美術館) 第15回アジア現代美術展(東京都美術館) |
1982年 | 韓国現代美術の位相展(京都市立美術館) |
1983年 2月 1983年 |
現代紙の造形 韓国と日本展(京都市美術館、ほか) 韓国現代美術展(栃木県立美術館、ほか) |
1986年 6月 | 第42回ヴェネツィア・ビエンナーレ:韓国初参加 |
1988年 5月 | '88つかしんアニュアル―日本・韓国作家による―美術の現在<水平と垂直>(つかしんホール) |
1989年 5月 | 大地の魔術師達(ポンピドゥー・センター) |
1990年 1月 | 国際交流基金にアセアン文化センター設立 |
1991年 8月 1991年 |
中国前衛美術家展[非常口](三菱地所アルティアム+野外) ゲスト・キュレーター:費大為 韓国現代美術展(東京国立近代美術館) |
1992年 9月 1992年 6月 1992年 |
美術前線北上中―東南アジアのニュー・アート(東京芸術劇場展示ギャラリー、ほか) ドクメンタ9:韓国初参加(陸根丙 Yook Geong Byung) 韓国現代美術展(下関市立美術館、ほか) |
1993年 6月 1993年 7月 1993年 9月 |
第45回ヴェネツィア・ビエンナーレ★ 第5回ふくい国際ビデオ・ビエンナーレ メディアの東風(福井県立美術館)★ 日本・シンガポール現代美術展―カオスと向きあう絵画の諸相(国際交流基金アセアン文化センター) 韓国・現代美術の12人(宮城県美術館) アジアの創造力(広島市現代美術館) 第1回アジア・パシフィック現代美術トリエンナーレ |
1994年 1月 1994年 9月 |
亜細亜散歩(資生堂ギャラリー)★ 第4回アジア美術展(福岡市美術館、ほか) アジアの新風―韓国の現代美術(草月会館) |
1995年 6月 1995年 7月 1995年 9月 1995年10月 1995年 |
第46回ヴェネツィア・ビエンナーレ:韓国ヴィリオン開館★ 還流 日韓現代美術展(愛知県美術館+名古屋市美術館) こころの領域―1990年代の韓国美術(水戸芸術館)★ 第1回光州ビエンナーレ アセアン文化センター、アジアセンターに名称変更 New Asian Art Show-1995/China Korea Japan(キリンプラザ大阪、ほか) |
1996年 1月 1996年 2月 1996年 3月 1996年 7月 1996年 9月 1996年 |
エイジアン・ヴュー―躍動するアジア(東京都写真美術館)★ 「台湾写真の新世紀」展(ガーディアン・ガーデン)★ 第1回上海ビエンナーレ 現代中国の美術(国立国際美術館) 90年代の韓国美術から―等身大の物語(東京国立近代美術館、ほか)★ 第2回アジア・パシフィック現代美術トリエンナーレ 火の起源と神話−日中韓のニューアート(埼玉県立近代美術館) |
1997年 1月 1997年 3月 1997年 4月 1997年 5月 1997年 6月 1997年 7月 1997年 7月 1997年 9月 |
亜細亜散歩(ニ)(資生堂ギャラリー)★ 不易流行―中国現代美術と身の周りへの眼差し―(キリンアートスペース原宿、ほか)★ 東南アジア1997 来たるべき美術のために(東京都現代美術館、ほか)★ 東南アジア―近代美術の誕生(福岡市美術館、ほか) 第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ★ ドクメンタ10★ China Now 解放に向け加速する作家たち(キリンアートスペース原宿+渋谷パルコ スクエア7)★ 香港返還(1日) 第2回光州ビエンナーレ 日中国交回復25周年 |
1998年10月 1998年 |
日韓現代美術展―自己と他者の間(目黒区美術館、ほか)★ 第2回上海ビエンナーレ ネオ・ラグーン/北東アジアの現代美術(新潟県民会館) |
1999年 1999年 3月 1999年 4月 1999年 6月 1999年 9月 |
在する感性展(横浜市民ギャラリー、ほか) 第1回福岡アジア美術トリエンナーレ1999[第5回アジア美術展](福岡アジア美術館)★ 東アジア/絵画の近代―油画の誕生とその展開(静岡県立美術館、ほか)★ 第48回ヴェネツィア・ビエンナーレ:中国作家の紹介、蔡國強が国際賞を受賞★ 第3回アジア・パシフィック現代美術トリエンナーレ |
2000年 3月 2000年11月 2000年 |
第3回光州ビエンナーレ 第3回上海ビエンナーレ 見えない境界―変貌するアジアの美術―第3回光州ビエンナーレ日本巡回展(宇都宮美術館、ほか) 釜山アートフェスティバル |
2001年 2001年 6月 2001年 8月 2001年 9月 |
アジアの世紀のはじまりに(海岸通ギャラリー・CASO+ギャラリー風) 第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ★ 亜細亜散歩(資生堂ギャラリー+水戸芸術館)★ 横浜トリエンナーレ2001★ |
2002年 3月 2002年 5月 2002年 6月 2002年 7月 2002年 8月 2002年 9月 2002年11月 |
第2回福岡アジア美術トリエンナーレ2002(福岡アジア美術館)★ 第4回光州ビエンナーレ 人(サラム)・風(パラム)―韓国現代写真の地平―(せんだいメディアテーク、ほか)★ 韓国の色と光(ソウル市立美術館、ほか) 韓国大衆文化展(世田谷美術館) 韓日ワールドカップ(31日開幕) ドクメンタ11★ モンゴル近代絵画展(東京ステーションギャラリー、ほか) イレブン・イレブン・コリア・ジャパン・コンテンポラリーアート2002(ギャラリーQ、ほか)★ Not so Smooth(資生堂ギャラリー) いま、話そう―日韓現代美術展(国立国際美術館) 日中国交正常化30周年記念 日本メディア芸術作品展2002(北京) 第4回アジア・パシフィック現代美術トリエンナーレ 釜山ビエンナーレ2002 第4回上海ビエンナーレ |
2003年 2月 2003年 6月 |
サイバー・アジア〜メディア・アートの近未来形(広島市現代美術館)★ 第50回ヴェネツィア・ビエンナーレ |
2004年 9月 | 第5回光州ビエンナーレ |