芸術論特殊講義二〇〇六


<第七講> ヴェネツィア・ビエンナーレの歴史

一八九三

ヴェネチア市議会、国際美術展の開催を決定。イタリア国王ウンベルト一世とマルゲリータ王妃の銀婚式を記念して。

一八九五

第一回展。一五ヵ国。開会式は四月三〇日。国王夫妻臨席のもと。ギュスターヴ・モロー、ピュヴィ・ド・シャバンヌ、カロリュス=デュラン、アルマ=タデマ、バーン・ジョーンズ、アルノルト・ベックリンらが後援委員を務め、作品も出品。二八五作家の五一六点が展示(うち外国作家一五六人、三二〇点)。賞のほとんどはイタリア作家へ。

一八九七

第二回展。一六ヵ国。

一八九九

第三回展。一五ヵ国。

一九〇一

第四回展。一六ヵ国。

一九〇三

第五回展。一六ヵ国。

一九〇五

第六回展。一五ヵ国。

一九〇七

第七回展。一八ヵ国。ベルギー館。各国館建設の始まり。

一九〇九

第八回展。一四ヵ国。ハンガリー館、イギリス館、ババリア館。

一九一〇

第九回展。一三ヵ国。

一九一二

第一〇回展。一二ヵ国。フランス館、スウェーデン館。ババリア館→ドイツ館。

一九一四

第一一回展。一九ヵ国。ロシア館。スウェーデン館→オランダ館。

一九一六

 

一九一八

 

一九二〇

第一二回展。一一ヵ国。

一九二二

第一三回展。一〇ヵ国。スペイン館。

一九二四

第一四回展。一二ヵ国。

一九二六

第一五回展。一三ヵ国。チェコスロバキア館。

一九二八

第一六回展。一一ヵ国。

一九三〇

第一七回展。一一ヵ国。アメリカ館。

一九三二

第一八回展。一三ヵ国。デンマーク館、ポーランド館。

一九三四

第一九回展。一六ヵ国。オーストリア館、ギリシャ館。

一九三六

第二〇回展。一三ヵ国。

一九三八

第二一回展。一八ヵ国。ルーマニア館、ユーゴスラビア館。

一九四〇

第二二回展。一二ヵ国。

一九四二

第二三回展。一一ヵ国。

一九四四

 

一九四六

再開準備始まる。

一九四八

第二四回展。一五ヵ国。

一九五〇

第二五回展。二三ヵ国。

一九五二

第二六回展。二六ヵ国。日本正式参加。スイス館、イスラエル館。

一九五四

第二七回展。三一ヵ国。「シュルレアリスム」。ヴェネズエラ館。

一九五六

第二八回展。三四ヵ国。フィンランド館、日本館。

一九五八

第二九回展。三六ヵ国。カナダ館。

一九六〇

第三〇回展。三三ヵ国。審査制度改革。各国コミッショナーと別メンバーで構成。

一九六二

第三一回展。三三ヵ国。北欧館。

一九六四

第三二回展。三四ヵ国。ブラジル館。ラウシェンバーグの受賞に物議。

一九六六

第三三回展。三六ヵ国。

一九六八

第三四回展。三四ヵ国。パリ五月革命の余波を受け、学生と市民、アーティストらのデモと警官隊が衝突。

一九七〇

第三五回展。二八ヵ国。

一九七二

第三六回展。三三ヵ国。

一九七四

開催見送り。

一九七六

第三七回展。三〇ヵ国。 「環境・参加・文化構造」。ビエンナーレ規約改正。四部門制(視覚芸術、映画、音楽、演劇)に。

一九七八

第三八回展。二七ヵ国。「自然から芸術へ、芸術から自然へ」

一九八〇

第三九回展。三三ヵ国。「1968-80年における芸術家の実験と作品」。アペルト創設

一九八二

第四〇回展。三八ヵ国。「美術としての美術―制作の持続性」

一九八四

第四一回展。三七ヵ国。「美術と諸芸術、その現在と歴史」

一九八六

第四二回展。四〇ヵ国。「芸術と科学」。韓国初参加。

一九八八

第四三回展。四三ヵ国。 統一テーマなし。アペルト拡充。「アンビエンテ・イタリア」、「イタリア芸術の現況」

一九九〇

第四四回展。四九ヵ国。「未来の次元」

一九九三

第四五回展。四六ヵ国。「アートの基本方位」

一九九五

第四六回展。五〇ヵ国。 一〇〇周年「自己性と他者性―身体のかたち1895-1995」。初めてイタリア人以外のディレクター(仏)が就任。アペルト中止。韓国館。

一九九七

第四七回展。五八ヵ国。「未来・現在・過去1967-1997」

一九九九

第四八回展。五九ヵ国。 「全開放」。アルセナーレの拡張と改修。中国人アーティスト紹介。国から独立したビエンナーレ財団へ。六部門制(視覚芸術、映画、建築、音楽、ダンス、演劇)に。

二〇〇一

第四九回展。六七ヵ国。「人類のプラットフォーム」

二〇〇三

第五〇回展。六三ヵ国。「夢と衝突―観客の専制」ほか10の企画展。

二〇〇五

第五一回展。七〇ヵ国。「アートの経験」、「いつも少しだけ先へ」。初の女性ディレクター二人。

二〇〇七

第五二回展開催予定。
   

参考文献

「ヴェネチア・ビエンナーレの歴史」、『ヴェネチア・ビエンナーレ―日本参加の40年』(国際交流基金、毎日新聞社、一九九五年)、二二〇―二二三頁。

『12人の挑戦―大観から日比野まで』(茨城新聞社、二〇〇二年)

Lawrence Alloway, The Venice Biennale 1895-1968: From Salon to Goldfish Bowl (Greenwich, CT: New York Graphic Society, 1968).


◆国王夫妻の銀婚式記念/美術評論家たちのカフェ談義

芸術論特殊講義2004→国際美術展の歴史(2)