◆ビエンナリゼーション(biennalization, biennalisation, biennialization, biennialisation)
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(6/26/06)
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(6/27/06)
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“与此同时,我们也意识到双年展化被制度化引发的问题。倘若回眸历史,就会发现双年展、 三年展的历史渊源,但它们在每个历史 ... 这种文化现象无非说明了双年展化和三年展化 方向性并不明确,或缺乏文化自信心。我想,如果对比以往的艺术展览,就会发现问题”
(7/4/06)
◆ビエンナリゼーションの定義
一九九〇年代を通して、ビエンナーレやトリエンナーレなどの国際美術展の新設が地球規模で増大し、それらの展覧会に招待される作家の顔ぶれが似通ってしまったことを指して、ゲルハルト・ハウプト(Gerhard Haupt)が二〇〇四年よりも数年前から使い始めた言葉。
カルロス・ジメネス(Carlos Jimenez)の第三回ベルリン・ビエンナーレ紹介記事(ArtNexus, July 2004)で紹介。
◆グローバリゼーション
ウルリッヒ・ベックによる三つのグローバリゼーション
・グローバル化=国民国家とその主権が弱められていく現象
・グローバリティ=単一性に回収することのできない多様な現実
・グローバリズム=市場の原理に従って世界を単一的に理解しようとする傾向
出典:ウルリッヒ・ベック『グローバル化の社会学』(国文社、二〇〇五年)、二六―三三頁。
◆画一化、均質化としてのグローバリゼーション
・アメリカニゼーション(Americanisation)
参考:油井大三郎『浸透するアメリカ、拒まれるアメリカ―世界史の中のアメリカニゼーション』(東京大学出版会、二〇〇三年)
・マクドナルド化(McDonaldization)
参考:ジョージ・リッツア『マクドナルド化する社会』(早稲田大学出版部、一九九九年)
・コカ・コーラ化(Coca-Colonization)
Reinhold Wagnleitner, Coca-Colonization and the Cold War: The Cultural Mission of the United States in Austria After the Second World War (University of North Carolina P., 1994).
Steven Flusty, De-Coca-Colonization (Routledge, 2003).
※西洋化<=>欧米化<=>近代化<=>グローバル化
◆国際美術展の新設
一八九五年 |
ヴェネツィア・ビエンナーレ |
一八九六年 |
カーネギー・インターナショナル |
┇
一九五一年 |
サンパウロ・ビエンナーレ |
一九五五年 |
ドクメンタ |
一九五九年 |
パリ・ビエンナーレ ※八五年以降中断。 |
一九六八年 |
インド・トリエンナーレ |
┇
一九七〇年 |
|
七一年 |
|
七二年 |
|
一九七三年 |
シドニー・ビエンナーレ ホイットニー・バイエニアル ※アニュアル/バイエニアル展として三二年開始。 |
七四年 |
|
七五年 |
|
七六年 |
|
一九七七年 |
ミュンスター彫刻プロジェクト |
七八年 |
|
一九七九年 |
バルティック・トリエンナーレ |
八〇年 |
|
一九八一年 |
バングラデシュ・ビエンナーレ |
八二年 |
|
八三年 |
|
一九八四年 |
ハバナ・ビエンナーレ カイロ・ビエンナーレ |
八五年 |
|
八六年 |
|
一九八七年 |
イスタンブール・ビエンナーレ |
八八年 |
|
八九年 |
|
九〇年 |
|
一九九一年 |
リヨン・ビエンナーレ |
一九九二年 |
ダカール―アフリカ現代美術ビエンナーレ |
一九九三年 |
アジア太平洋現代美術トライエニアル シャルジャ・ビエンナーレ |
一九九四年 |
アート・フォーカス(イスラエル・ビエンナーレ) |
一九九五年 |
光州ビエンナーレ ヨハネスブルグ・ビエンナーレ ※第二回展で中止 サイト・サンタフェ |
一九九六年 |
マニフェスタ―ヨーロッパ現代美術ビエンナーレ |
一九九七年 |
メルコスール・ビエンナーレ フィレンツェ・ビエンナーレ |
一九九八年 |
ベルリン・ビエンナーレ モントリオール・ビエンナーレ 台北ビエンナーレ ※九二年開始。この年から国際展化。〇〇年東アジア地域外に拡大。 |
一九九九年 |
福岡アジア美術トリエンナーレ ※七九/八〇年アジア美術展として開始。 リバプール・ビエンナーレ メルボルン・ビエンナーレ |
二〇〇〇年 |
上海ビエンナーレ ※九六年に中国作家展として開始。この年から国際化。 越後妻有アートトリエンナーレ |
二〇〇一年 |
バルセロナ・アート・リポート ヨーテボリ・ビエンナーレ バレンシア・ビエンナーレ 横浜トリエンナーレ ティラナ・ビエンナーレ 成都ビエンナーレ |
二〇〇二年 |
釜山ビエンナーレ 広州トリエンナーレ セアラ・アメリカ・ビエンナーレ |
二〇〇三年 |
プラハ・ビエンナーレ CPオープン・ビエンナーレ 北京ビエンナーレ |
二〇〇四年 |
セヴィーリャ・ビエンナーレ |
二〇〇五年 |
モスクワ・ビエンナーレ ブカレスト・ビエンナーレ トロント・トリエンナーレ |
二〇〇六年 |
ルアンダ・トリエンナーレ シンガポール・ビエンナーレ アテネ・ビエンナーレ |
上のグラフは、上掲の表に記載されている国際美術展を足し上げた数値により作成。途中で中止になったパリ・ビエンナーレ、ヨハネスブルグ・ビエンナーレについては、中止になった翌年に総数から減じた。上掲表に把握されていない国際美術展も多い。また、上のグラフは各年の「開催数」のグラフではない。現在まで継続的に開催されている国際美術展においても途中中断や休止がある点には、注意が必要。
芸術論特殊講義2005:日本人出国者数(1981年〜2004年)
◆作品の移動/作家の移動
※ヨーロッパで盛んに開催され、日本やアメリカ合衆国では少ない。
・列車、トラックによる陸運
・船による海運
・飛行機による空運
一九七〇年頃から、作家の「行為」を作品と見做す傾向。九〇年代以降主流となるインスタレーションは現地制作。