「おもしろサイエンスinソラール」の体験記より

数理科学科に在籍する私達(学部4年、池田、徳王丸、宗貞)は、難解な定理や複雑な記号と向かい合う毎日を過ごしています。
そんな私達に、面白そうな話が舞い込んできました。
夏休み開催の科学展「おもしろサイエンス」(防府市、2003年8月9、10日)に出展しないかというものです。
数式との日々の格闘に飽きて(?)いた私達は、即参加を決めました。

 立案から各自がアイデアを出し合い、最終的に「いろんな多面体にふれてみよう!」というタイトルのもとで、多面体の工作と解説を通して小学生に数学(算数)を楽しんでもらおうという企画を立てました。
机から離れた活動は新鮮で、3人で準備を進めて行く作業はとても楽しかったです。
 一方で困難な場面もたくさんありました。
例えば解説コーナーでは、自分にとって当たり前のことを小学生にいかに分かり易く伝えるか、とても苦労しました。アニメーションや模型を作ったり、解説内容を何度も練り直したり...。
その努力の甲斐あって、イベントは大成功!
テーマである‘多面体’を通して数学の楽しさを、少しでも感じてもらえたのではないかと思います。
 私達が大学で学んでいることが自分の中だけに留まるのではなく、一般の人にも伝え得るということは、とてもやりがいのあることです。
準備は大変だったけれど、貴重な経験になりました。
そのおかげで勉強も毎日の生活も、今まで以上にとても充実しています。



 このページでは、ソラールでおこなった多面体についての解説や模型などについて紹介したいと思います。


ソラールでの写真
巨大サッカーボールを作るみんなの姿が写っています。
多面体の模型
展示した多面体の模型です。展開図もあります。全てわたしたちの手作りです。
多面体のおもしろい性質
多面体の秘めたる性質がわかります。
正多面体っていくつあるの?
答えとちょっと高度な解説です。
多面体のクイズ
多面体について説明したものです。小学生に正多面体はなぜ5種類しかないかについて考えてもらいました。

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2004/5/12 更新

おもしろサイエンス in ソラール