山口大学 大学院医学系研究科 器官病態外科学講座 (第一外科)

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海外学会参加報告

ISCT(国際遺伝子・細胞治療学会) in バンクーバー – 須藤優太郎

医師8年目 須藤です。

5月29日~6月1日にカナダ バンクーバーで開催された国際学会に参加してきました!
この学会は世界中から再生医療を含めた先進医療を対象とした国際学会で、のべ3000人近い研究者が参加する、大きな規模の学会です。私はポスターセッションで発表させて頂きました。
医局からは、バンクーバー観光も楽しんでおいで!としっかりお休みも頂いたので発表・観光の両面から報告したいと思います。

学会会場はVancouver Convention Centreというバンクーバーの一等地の大きな会場でした。多くの著明な先生方が発表をされていましたが、日本人・日本の大学の先生の存在感は少なく、欧米と中国の研究者がほとんどを占めていました。日本の研究の力が落ちているのを改めて体感し危機感を覚えました。間葉系幹細胞のセッションが私の研究と通ずる部分が多く、世界の最先端の知見を伺いましたが、自分が大学院で行った研究・仮説の方向性が世界のトレンドと大きくずれていなかったため非常に安心しました。座談会形式のセッションもありましたが、参加者が好き勝手に話しているため(訛りが強い方も多かったです)、私の英語力ではあまり理解できず…。英語力の底上げの必要性をひしひしと感じました。
ポスターセッションは非常に活気があり、参加して本当に良かったです。拙い英語でしたが、参加者の方たちも私の発表に耳を傾けてくれました(と信じたいです)。医局主催の英会話で想定質問の問答に皆さんに付き合っていただいたのですが、予定した質問はあまりされず、冷や汗かきまくりでした。人生トップクラスに長く感じる90分間でした。

また、観光についてですがバンクーバーは一言で言うと最高でした。二言で言うと超最高でした。有名な観光地のCapilano Suspension BridgeやGas townも見ごたえがありましたが、バンクーバーは涼しく、治安が良く、緑が豊かな町で散歩するだけでも楽しかったです。第一外科にはカナダ留学経験がある先輩がお二人おり、医局の英会話担当の先生もバンクーバー出身のため、お三方から事前に美味しいレストランや地元民愛用のカフェを伺っていたため、最高に美味しい料理をずっと食べることができました(帰国したら太っていました)。学会発表では思ったことが英語でスッと言えないのにレストランやカフェでは自分の希望をスッと言えました。そういうことばっかり上手にできます。楽しかった画像と美味しかった画像を添付します。超最高でした。僕のピン写ばかりですみません。

もっと国際学会に参加したいなあ、と感じた1週間でした。
第一外科では国際学会への参加を奨励しています。大学院の研究だけでなく、臨床の症例でも参加できるチャンスが多いです。医局では毎週希望者を対象に英会話も開催しており、国際的な医療人育成に注力しています。仕事に熱心に取り組むのはもちろん、海外の学会に参加して英語でバリバリ発表したい!という若手の皆さん、是非第一外科への入局を選択肢に入れてみてください!

H29卒 須藤優太郎先生 記

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