山口大学 大学院医学系研究科 器官病態外科学講座 (第一外科)

講座について

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教授挨拶

画像:教授近影

山口大学医学部外科学第一講座は昭和20年に初代教授;松本彰教授(昭和20年5月-昭和39年3月)により開講され、今年で80年目になります。2代目;八牧力雄教授(昭和39年7月-昭和54年3月)、3代目;毛利平教授(昭和54年11月-昭和62年8月)、 4代目;江里健輔教授(昭和63年4月-平成13年3月)を経て平成14年7月より濱野公一(はまのきみかず)が担当させていただいています。当講座は、医学部では大学院大学に移行した際に器官病態外科学と命名されましたが、附属病院では、第1外科の呼称です。

当科は、総合外科の形態を今も維持しており、心臓班、血管班、呼吸器班、消化器班、小児外科班で構成されています。山口大学が地方に存在しているため、関連病院において十分な地域医療を提供していくには、外科学全般をカバーする必要があるからです。各診療班にはチーフが置かれ、チーフを中心に診療、研究、教育が行われています。しかしながら、医学の進歩が著しいなか、臨床を行いながら、レベルの高い研究を行う事は極めて困難です。当科では研究部門を独立させ、研究を専門に行うスタッフを置き、そこに大学院生やサバティカルで研究の時間を得た医師が所属して研究を行なっています。研究の内容は、再生医療が中心ではありますが、各診療班のチーフと研究班のチーフが相談しながら、それ以外の各診療班独自の研究も進めています。我々は外科医であり、研究テーマは外科治療に将来資するものを選んでいます。一人前の外科医になる過程で、一定の期間研究活動を行い、幅広い思考過程を身につける事は重要であると考えています。

臨床においては、とにかくレベルの高い外科治療が提供できる体制づくりを目指すと共に、若手医師の育成に全力を注いでいます。低侵襲でレベルの高い治療を患者さんへ提供することが私達の使命であると思っています。