堤 宏守研究室(バイオ機能高分子)

極細繊維


■いろいろな材料を微細化していったらどうなるでしょうか。通常目にするような布を構成している糸も,どんどん細くしていくと,違った性質を示すようになります。ここに注目した研究を行っています。
■では,具体的には,どのような性質が現れるのでしょうか?
 以下の3つの効果が特に注目されています。

(1)空気の抵抗が非常に小さくなる → フィルターなどに使うと,空気の流れがスムーズなフィルターが実現できる。【例:息苦しくないマスクができる。】

(2)比表面積(単位重さあたりの表面積)が大きくなる → 繊維表面にたくさんの異物を吸着することができる,繊維表面で起こる化学反応や電気反応の効率も高まる。【例:高い反応性を持つ触媒などを作ることができる。】

(3)超分子配列効果が得られる → 十分に細い繊維のなかでは分子が整って配列するために,従来の繊維にはない物理的性質が得られる。【例:強度の強い繊維ができる。】

■私たちも,以上のような効果を意識した新しい材料作りに挑戦しています。その一例として,「極細硫黄繊維」を紹介します。→ ここクリックして下さい。
■極細繊維を作り出す方法として電界紡糸法が知られています。興味のある方は,こちらからご覧下さい