埋蔵文化財資料館共催イベント
心をかたちに〜子どもたちの粘土の未来〜
『野焼き体験・古代人に挑戦』終了しました

・会期 平成20年9月8日(月)〜9月19日(金)
・会場 山口県庁1階ロビー

・作品出展校 山口県立岩国総合支援学校 山口県立防府総合支援学校 山口県立宇部総合支援学校
          山口県立周南総合支援学校 山口県立山口総合支援学校 山口県立豊浦総合支援学校
          山口大学教育学部附属特別支援学校

・主催 NPO法人 子どもとともに山口県の文化を育てる会
     心をかたちに〜子どもたちの粘土の未来〜実行委員会

・共催 山口大学埋蔵文化財資料館

 当館は今年1月にNPO法人「子どもとともに山口県の文化を育てる会」との共催で「土器焼きイベント」を開催しました。(詳しくはこちら)。今回行ったイベントは、その成果展となります。
 展示会場には、1月に焼いた作品と、その後参加校が独自に制作した作品が並べられました。設営終了後、会場全体を見渡すと…子どもたちの楽しい気持ちや真剣なまなざしが見事に表現されており、日頃は重苦しい感のある県庁(横山個人の感想ですよ)が一気に華やかな印象へと変わっていました。

 私たちが日頃行っている文化財展示では、学術色が強いためか、観覧いただいた方々からは「勉強になった」「歴史に興味がわいた」という感想は聞かれるのですが、「楽しかった」という声はあまり聞かれない気がします。これは、表現者の「楽しい気持ち」を伝えきっていないということなのでしょう。

 今回のイベント参加は、「アートと文化財」という当館初の試みとなりました。当初は「子どもたちの作品の邪魔にならなければ良いが…」と考えていましたが、当館の「心」も多少なりとも表現できたのではないか、と思います。

 出展参加していただいた各校の生徒の皆さん、先生の皆さん、そして主催者の皆さん、お疲れ様でした。このような機会を与えていただき有り難うございました。
 また、直接顔を合わせることはありませんでしたが、展示をご覧頂いた皆さま、有り難うございました。またどこかでお会いできることを楽しみにしています。山口大学埋蔵文化財資料館へもぜひ足をお運びください!

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