2024.6.28更新
山口大学埋蔵文化財資料館 第45回企画展

総合図書館3号館
地下の世界

12年前の発掘調査を振り返ります
 本学吉田キャンパス総合図書館に高層書庫「3号館」が竣工して10年となります。それを記念し、当館と総合図書館の共催により、3号館の建設に伴う発掘調査成果を振り返る企画展を開催します。
 総合図書館は、蔵書量に対し狭小となった書庫問題を解決するために計画されました。建設予定地は総合図書館北東隅、当館の西正面でした。
 当館は、平成24(2012)年9月から11月にかけて、建設予定地の発掘調査を実施しました。調査の結果、予定地全域に埋没河川が存在すること、その埋土には主に弥生時代から鎌倉時代にかけての遺物が多量に含まれていることを確認しました。遺物の中には、吉田遺跡では初出土となるものが複数存在しており、貴重な成果を得るに至りました。
 発掘調査から12年が経過しました。建設された総合図書館3号館は、本学の「知(文字)の集積所」としてその役割を立派に果たすとともに、当館への強烈な西日を防ぐ役割まで果たしてくれてます。
 当館も、「知(モノ)の集積所」としての役割を果たし続けており、いつか高層収蔵庫「2号館」が建設されるものと信じています。そのためには皆さまのお力が必要です。まずは展示をご覧いただき、「モノの有する情報の豊かさ」を実感いただければと思います。
 

主   催:山口大学埋蔵文化財資料館
共   催:山口大学総合図書館
会   場:埋蔵文化財資料館展示室
会   期:令和6年7月1日(月)〜10月18日(金)
開館時間:9時〜17時
休 館 日:土・日・祝日・8月13日(火)〜19日(月)
臨時開館
:8月10日(土)12時〜17時
       ※吉田地区オープンキャンパス参加者対象
入 館 料:物価高騰なんのそので「無料」





クリックでチラシ裏面を確認
梅雨空の下、45回目となる企画展がオープンします
埋蔵文化財資料館の正面にそびえ立つ総合図書館3号館が展示のテーマ
3号館建設前に行った発掘調査成果を大公開!


まずは図書館職員が当時の思い出などを振り返ります


3号館敷地は全域が埋没河川でした 河川埋土から出土した様々な時代の土器を展示しています


河川の右岸は木製品の保存場所として利用されていました
当時の姿をとどめていた木製品も大公開!


そのほか、弥生時代の様々な石器や古墳時代の初期須恵器、吉田遺跡初出土となった移動式カマド、
古代の腰帯飾りである銅製丸鞆も展示しています
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