「統合」
建築には、設備、構造、意匠と様々な要素の統合から成ります。
一方都市も同様に様々な要素が存在し、建築はその一つでもあります。
不特定多数の利用者がいる建築・都市の複雑に絡み合った要素のレイヤーを整理することで、多様な視点から見つめ直すことになり、問題や魅力を再発見することに繋がります。
「問題解決」
発見された問題の解像度を上げるために調査分析を行います。問題に対してどのような調査方法をとるのか、といった方法を学んだり、ときにアクティブに街にくりだすことで、その街の問題や魅力を感覚的にとらえる観察眼を育みます。
また、その問題に取り組むことや具体的な制度を理解することを通して、問題解決のための考え方を学ぶことを目指します。
「かたち」
問題解決の手法として我々は「かたち」で応えなければなりません。
人にとって使いやすく居心地のいい空間であることに加え、街に対し馴染む外観といった設えについて考えることが重要になります。そして、建築と都市の境界まで考えることで、にぎわいを生む空間につながります。そのような人とまちから長く愛される「かたち」を考えることを学んでいきます。