これは、私たちが新宿ゴールデン街を訪れた体験をもとにした提案です。
横丁の置き配拠点を兼ねるロッカー建築を提案する。
ゴールデン街で案内人となるお姐さんと出会い、新宿のムラ社会のような本質を体験したことから発想を得た。積み上げられた様々なサイズのロッカーの余白を縫うようにベルトコンベアが這い、その上を流れる横丁の注文品が宣伝効果を発揮する。新宿に行きかう潜在顧客はロッカーに荷物を預け、そこで仲間を作り、置き配された注文品を取りに来た店員に横丁へと誘われていく。
新宿内のエリアや店は一見すると個性がバラバラですが、その一つ一つに同じ趣味趣向の人々が集まり、客と店員、店同士の中が良いというのが新宿の本質「ムラ社会」を構成する要素です。
私たちが感じた店内に入る第一歩目の難しさとして挙げられる、 「荷物が多く邪魔なこと」「店内の様子が分かりづらいこと」「一人だと勇気が出ないこと」。 これらを解決すべく、「ロッカーと置き配拠点の機能を持った、自然にムラへの案内人と出 会うための建築」を提案します。
ビル内にベルトコンベアを這わせ、宣伝効果をもつ荷物を巡らせます。
宣伝効果を持つ荷物が となって誘いが発生します。
パース