DXと先生~山口大学でDXを担当する教員紹介~Part2
DXと先生~山口大学でDXを担当する教員紹介~Part2
山口大学でDXを教える先生を紹介します。
教育・学生支援機構 DX人材育成推進室
辻 多聞 准教授
まずは簡単に自己紹介をお願いします!
教育・学生支援機構の辻多聞です。「知の広場」や「データ科学と社会1」、「DXPBL(演習)」を担当します。山口大学に入学し、そのまま山口県に「住みつき」ました。学生の皆さんと山大、山口県を一緒に盛り上げていけたらと思っています。
なぜ山大でDXを教えることに??
博士は農学でとっています。そのときの専門は群落内乱流輸送機構の解明です。この研究のなかでコンピューターを多用していたのが入職のきっかけで、最初は就職支援室のサーバー管理者でした。その後キャリア教育を、そして課題解決型学習(PBL)である「おもしろプロジェクト」を担当してきました。また業務の一環として情報基盤センターなどのセキュリティに関する内部監査員もしていました。
これらすべてがつながるDXに現在たどりついています。気が付けば、農学とは全くかけ離れたもの。人生、何がどうつながるかわからないですね。
辻先生にとって「DX」とは?
世の風潮では「DXとはデジタル化」的なニュアンスが漂っているように感じているのですが、私は『課題発見』こそが根幹と考えています。その課題の解決方法として「デジタルを使うと便利かもよ」というのがDXと捉えています。デジタル技術を使わなくても効率的に解決できることはあるだろうし、むしろデジタル化しない方が良い場合だってあるではないでしょうか(伝統工芸品の製造過程すべてをデジタル化して『アジ』がでる??)。
どんな事象にも課題はあります。その課題を見つける力、そして課題を解決するときにデジタル技術があるという発想、およびその技術の使用不使用の判断がつくように、山大のDX教育にて学んでいただけたらと思っています。