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DXと先生~山口大学でDXを担当する教員紹介~Part3

DXと先生~山口大学でDXを担当する教員紹介~Part3

今回は、湯浅准教授の2回目のコメントを掲載します。

 

教育・学生支援機構 DX人材育成推進室
湯浅 修一 准教授(特命)

 

なぜ、今DXなのでしょうか? 

一昔前まではデジタル技術と言うと、専門的な知識を持つ人たちがプログラムを作って扱うものというイメージだったと思います。それが、今では皆さんが持っているスマホやパソコンのように、専門家でなくても操作できるし、手ごろな値段で入手できるようになりました。また、インターネットが普及し、大量のデータをやり取りしたり、蓄積するしくみが整うことで、データを分析したり、活用することがやりやすくなりました。  

このようにデータやデジタル技術が私たちの周りに普及してきたことが、今、企業や自治体がDXに取り組む上での土台になっていると思います。 

DXは、私たちにとってどんな意義があるのでしょうか? 

DXは、「イノベーション」の取り組みです。“いつでも、どこにいても、情報を伝達したり、他の人と共有することができる”、“たくさんの情報をデータとして速く、正確に処理することができる”といったデジタル技術のメリットをうまく使うことで、もっと効率的に、あるいはこれまでにはなかったやり方で、お客様や社会に新しい価値を提供することができるようになります。

たとえばAmazonは、大量のデータとデジタル技術を使って、従来の店舗販売ではできなかった「いつでも、どこでも、ほしいものが買える」というしくみを作り出しています。こうした新しい視点で、新しい価値を生み出し、私たちの暮らしや社会を便利で豊かにしていくことこそが、私たちがDXに取り組む大きな意義ではないでしょうか。

DXに取り組む上での心構えとは何でしょうか? 

ある統計によると、DXで成果が出ていると認識している企業は、DXに取り組んでいる企業の約6割とのことです。つまり、DXの成功確率は決して高くはありません。しかし、だからこそ、DXはチャレンジし、やり甲斐のある取り組みと言うこともできます。

最初は難しいかな?と思うようなことでも、その実現に向けて、同じ志を持つ仲間と一緒にあきらめずにチャレンジすること、そうした強くて、高みを目指す姿勢がDXには一番必要だと思います。 

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