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DXと先生~山口大学でDXを担当する教員紹介~Part4

DXと先生~山口大学でDXを担当する教員紹介~Part4

お待たせしました! 今回は、DX人材育成推進室長 野崎教授のコメントです。

教育・学生支援機構 DX人材育成推進室長

野崎 浩二 教授 

まずは簡単に自己紹介をお願いします!

令和410月に教育・学生支援機構にDX人材育成推進室が設置されたことに伴い、室長に就任した野崎です。その前は令和43月までの4年間、山口大学の理学部長を務め、4月より教育支援センター長としてこの機構に来ました。山口大学理学部の卒業生です。

野崎先生にとって「DX」とは?

思い切って重い腰を上げて山に登ってみて、山の向こう側を見て「お~!」という感じが近いですね。デジタルツールを使うことに、はじめのうちは躊躇する人も多いと思いますが、思い切って使ってみると新しい発見があったり、何か新しいことができそうな気がしてきます。 

私は教員になって今年で31年目ですが、これまで自分の中で「プチDX」をたくさん経験してきました。たとえば、プログラミングです。プログラムは計算間違いに気づいたとき、ロジックを書き直してやれば、そこからうまく計算してくれます。電卓で手計算していると、計算過程を都度メモしておかない限り、間違いに気づいたときにまた最初から計算し直すことになってしまいます。プログラムは私にとって、計算のやり方、考え方が大きく変わるきっかけになりました。

また、研究の世界でも、昔は紙に書いた研究成果をファイリングして保管していましたが、今では研究成果はすべてパソコンで作って保管しています。そうすることで以前の研究成果を容易に検索し、参照することができるようになりました。少し大げさな言い方ですが、デジタル化は私の仕事の仕方に小さな変革をもたらしました。

講義ノートもパソコンで作ることで、いつでも修正できるだけではなく、他の先生方や場合によっては学生の皆さんとも共有することができるようになりました。講義ノートを手書きにしていた時代にはほとんどなかったことです。

私はこうした「プチDX」をたくさん積み重ねてきましたが、これからはDX人材育成推進室長として、「プチDX」の重要性を踏まえた上で、ワンランク上のDXを考えてみたいと思っています。

学生の皆さんへ

私は室長としてDXのどのような面を学生の皆さんに伝えたらいいのか、模索しているところです。デジタルツールの使い方そのものも重要ですが、皆さんにはDX人材として、理系、文系の区別なく、DXのマインドを持ってほしいと思っています。

理系の皆さんはデジタルに慣れているところもあると思いますが、これからは、たとえば経営学や社会学といった文系の領域でも、デジタルを使って何か新しいことにチャレンジすることになるのではないでしょうか。そうした取り組みは、最初はハードルが高いかもしれませんが、最初にお話ししたように、一山越えると新しい風景を見ることができると思います。大学にいる間に、DXもそうですが、それ以外の分野でも、皆さんにはぜひ山に登って新しい世界を見てほしいと思っています。

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