当院におけるアレルギー性鼻炎の手術療法について
(2003年3月)


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目次
  1. アレルギー性鼻炎の手術療法(このページ)
  2. 当科での下甲介粘膜凝固術のご紹介
  3. 当科での後鼻神経切断術のご紹介
  4. 当科の治療方針



アレルギー性鼻炎とは? アレルギー性鼻炎の治療法は? アレルギー性鼻炎の手術療法にはどんなものがあるの? 下鼻甲介粘膜焼灼術・凝固術にはどんな方法を使うの? 山口大学での方法は?
(我々はラジオ波(コブレーター)を用いた,下甲介粘膜凝固術を局所麻酔で行っています。以下のような単純な手順でできますので,入院期間も短期間です。)
  1. ボスミン・キシロカイン付きガーゼで鼻の中を表面麻酔します。
  2. 1%キシロカインの局所注射・膨疹の形成をおこないます。
  3. コブレーターのカットモードで刺入します。
  4. レベル5〜6(120 - 153W)で 10 秒間凝固操作を行います。
  5. 3カ所ほど同様の操作を繰り返します。
  6. 止血を確認し手術は終了です。

山口大学ではなぜコブレーターを使うの?
(最近広く行われている,CO2レーザーを用いた方法と比べて,以下の利点があります。)

後鼻神経切断術ってどんな人に行うの?
ハーモニックスカルペルってどんな機具なの?
(超音波を使って,生体を切ったり,凝固したりできます。)


当施設での治療方針について

当施設では,重症のアレルギー性鼻炎の患者さんに対しては,ご相談の上,以下の手術治療を行っています。


 
(2003,3,10以来)