ノース・ディレイニー・ビュート湖 (North Delaney Butte Lake) ノースパークの一角にかたまってある3つの湖のひとつ。大きなブラウンが沢山いるということで、コロラド州野生生物局の採卵場所にもなっています。年間を通して釣りができますが、繁殖期に浅場に集まるブラウンを狙うのが楽しいです。ここのローカルフライはノーハックルのブラウン・ウーリーワーム。いろいろ手を加えたフライよりもずっとよく釣れます。釣り方はゆっくり沈めて、ゆっくりリトリーブする。これだけ。手元にダイレクトにあたりが伝わるのでインジケーターは要りません。タッドの友人で日系3世のシャー(名字は忘れた)の受け売りです。大型クレインフライのラーバなのかなとかこじつけの解釈をしましたが本当のところは分かりません。色を変えて試してみたところ、やっぱりオリジナルの茶色が一番でした。

ご覧の通り、美しくとも何ともない湖ですから魚がいなければ誰も訪れないような場所です。ロケーション的には国立公園内の湖の方が素敵です。でも魚はたくさんいます。そして大きい。
夕暮れ。シャーがベリーボートからフッキング。それこそワンキャスト・ワンフィッシュの様相を呈したイブニングでした。
グッドサイズのブラウンを抱えてチーズ!男前のナイスガイです。彼は将来プロになるんだと言って釣りに明け暮れていました。今ごろどこでどうしているやら。
こちらは私が釣った魚。シャーからもらったフライのコピーで釣りました。口辺にぶら下がっているのがそれ。赤いウールのテールにブラウンのシェニールだけというシンプルフライです。ここに写っているリールが問題の安物で、濡れるとディスクブレーキが効かなくなりパーミングを要求されるという、クリックドラッグよりも始末の悪いシロモノです。

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