
第 22 回日本疲労学会総会・学術集会
大会長 野島 順三
山口大学山口大学大学院医学系研究科 教授
疲労研究・診療の礎を、再び維新の地で築く
このたび、第22回 日本疲労学会総会・学術集会を、2026年6月6日(土)~7日(日)の2日間、山口県総合保健会館にて開催させて頂きます。本学会は、ストレス・疲労全般に関する科学的探究を通じて、学術の発展や医療の質の向上に寄与することを目的とし、2005年に任意の学術団体として発足し、2016年からは一般社団法人として活動を続けてまいりました。疲労の分子神経メカニズムの解明、そのソリューション(解決策)の提示、東洋医学や伝承医学に基づく疲労回復法の開発、さらには労働衛生やスポーツ医学の観点からのアプローチなど、多様な分野を横断する研究が進められております。
本学術集会では、「疲労研究・診療の礎を、再び維新の地で築く」というキャッチフレーズのもと、ストレス、睡眠、老化、栄養、リカバリーといった幅広い領域を対象に、脳科学・神経学・病理学的な最新の研究成果を集結させ、社会的・環境的ストレスから生じる疲労、疾病に伴う二次的疲労、さらには慢性疲労症候群の克服に向けた議論を深めてまいります。
三方を海に囲まれ、「西の小京都」とも称される山口は、四季折々の風情に富んだ、観光にも適した地でございます。本学術集会が開催されるこの時期には、特に豊かな自然と歴史が調和する魅力を存分にご堪能いただけることでしょう。日本最大級のカルスト台地である「秋吉台」、東洋屈指の大鍾乳洞として知られる「秋芳洞」、日本海に浮かぶ海上アルプス「青海島」など、雄大でダイナミックな自然景観が皆様をお迎えいたします。また、歴史的にも幾度となく時代の転換期の舞台となってきた山口県には、数々の名所がございます。幕末の志士・高杉晋作や伊藤博文らを育てた吉田松陰の私塾「松下村塾」、大内文化の粋を極めた国宝「瑠璃光寺五重塔」、学問の神・菅原道真を祀る日本最初の天満宮「防府天満宮」、朱塗りの鳥居が海へと続く絶景で知られる神秘的な神社「元乃隅神社」、そして日本三名橋の一つである「錦帯橋」など、訪れるにふさわしい歴史的名所も多くございます。
さらに、会場となる山口県総合保健会館は、室町時代より続く名湯「湯田温泉」に隣接しております。日頃より疲労研究・診療にご尽力されている皆様にとりまして、本学会が心身を癒すひとときとなれば幸いです。
参加者の皆様には、学術的な交流はもとより、山口の自然・文化・歴史にも親しみ、実り多い時間をお過ごしいただけますよう、心を込めて“おもてなし”の準備を進めております。多くの皆様のご参加、ご発表、ならびにご展示を、心よりお待ち申し上げております。
2025年12月吉日
