山口大学大学院医学系研究科 医学専攻 麻酔・蘇生学講座

メッセージMessage from Anesthesiology

新入局員より

入局1年目の飯田です。初期研修は済生会下関総合病院で行い、山口大学麻酔科でも1か月研修しました。 地元である附属病院での研修を通じ、自分の成長につながると感じ入局を決めました。 山口大学では心臓血管外科、脳神経外科、小児外科など多彩な症例を経験でき、熱心な指導のもと充実した毎日を送っています。 現在は神経ブロックを含む区域麻酔に興味を持ち、勉強を続けています。 麻酔科に興味のある方は、ぜひ山口大学での研修を考えてみてください。(飯田先生)

手術室麻酔より

私が山口大学麻酔科蘇生科で働き始めたのは1998年です。 当科の魅力は、何より安全な麻酔管理に真摯に取り組んでいることです。 大学病院には多くの指導医がおり、さまざまな考え方や管理法に触れながら、自分に合った麻酔管理を築いていけます。 そして麻酔は、知識だけでなく経験が自信につながります。 多くの症例を経験できる環境で、実践を重ねながら力をつけてほしいと思います。 たくさん麻酔を経験し、自信ある麻酔科医を目指してください。(飯田先生)

ICUより

山口大学医学部附属病院集中治療部は16床を有し、山口県内で唯一、特定集中治療室管理料2を算定する施設です。 待機・緊急手術後の重症患者や院内急変患者など、年間約2,000人を受け入れています。 麻酔・蘇生学講座から派遣された医師が診療・運営の中心を担い、入局2~3年目には約半年間のICU研修を行います。 周術期管理に加え、重症患者の早期社会復帰も学べる環境です。 専門医取得後は集中治療専門医や感染症専門医などの取得支援も行っています。(松本先生)

ペインクリニック・緩和ケアより

麻酔科医は神経ブロックやオピオイド、鎮痛補助薬に精通しており、ペインクリニックや緩和ケアで大きな力を発揮できます。 当院では各種神経ブロックや神経剥離術、経皮的髄核摘出術などのインターベンショナル治療も行い、 難治性慢性疼痛には多職種で入院治療にも対応しています。 緩和ケアでは、がん性疼痛や治療に伴う苦痛、非がん疾患の苦痛にも多職種で対応しています。 若手育成にも力を入れており、勉強会やハンズオンセミナーも開催しています。(松尾先生)

ママさん麻酔科医より

現在は時短勤務で当直をせず働いています。 仕事と子育ての両立は慌ただしく、子どもの発熱や呼び出しで予定が変わり、周囲に負担をかけてしまうと感じることもあります。 それでも、難しい症例を上司や同僚と相談しながら無事に終えられたときの達成感は大きく、麻酔の仕事が好きだと実感します。 周囲の支えがあるからこそ今も続けられています。将来は、自分も次の子育て世代を支える側になりたいと思っています。(佐藤先生)

山口大学麻酔科蘇生科同門会の先生より

山口県、いや日本の手術室の安全を担う次世代麻酔科同門の皆様へ
山口大学医学部麻酔科は新教授を迎え未来に向かってさらなる躍進が期待される。
精神科医の夢をあきらめた自分を迎えてくれた山口大学医学部麻酔科同門に従事して37年、 小生は当時日本の神経麻酔のトップを走っていた山大麻酔科のブランドや勧誘上手な先輩の言葉には振り向きもせず、 ただ患者思いのあこがれの先輩を追いかけ、出来の悪い自分でも育ててくれそうな包容力のある雰囲気と臓器を限定しない集中治療にひかれた。 遠くに帰還されたあこがれの先輩は今でも心の片隅におり、 これまで多くの指導を仰ぐことができた前教授を含め尊敬でつながった関係はたち切れることはない。
麻酔科医の仕事は尽きることなく、あと10年以上は全国の手術件数は増加する。 その間病院からのプレッシャーをかわしながら、次世代には手術が減少に転じた後もぜひ頼れる麻酔科医師であってほしいと願う。 即ちリスクの低い麻酔管理だけでは需要がなくなる日がくる。 その日のためには集中治療、ペインクリニック、緩和医療も含め複雑かつ重症な患者管理をすることを躊躇してはいけない。
そして、これから成長していく過程で得られる技術、資格、学位、留学経験、学会での発表、論文、 そして病院での地位・役職は自分の光沢のためではなく、すべて患者のためにあることを忘れずに。 (徳山中央病院麻酔科 石田先生)