オリエンテーション:「未生の美術史」


1. この講義の着想源

 高階秀爾『美の思索家たち』(高階秀爾コレクション) 青土社 1993年10月(初版:新潮社 1967年)


2. 昨年度の講義

 芸術論特殊講義2002


3. 西洋美術史学の方法と歴史

 三浦篤「西洋美術史学の方法と歴史」、高階秀爾、三浦篤編『西洋美術史ハンドブック』、新書館、1997年6月、pp.193-217.


4. 未生の美術史

 ・始祖ヴァザーリから約4世紀半、近代美術史学の祖ヴィンケルマンから約250年

  →プレ・モダン美術史

 ・現在の美術史学の基礎:リーグル、ヴェルフリンから100年

  →モダン美術史

 ・新しい美術史

  →トランス・モダン美術史

 A   プレ・モダン美術史   源泉   遠い 
 B   モダン美術史   限界   近い 
 C   トランス・モダン美術史   問題   乖離 

 ※BとCの間に「未生の美術史」を探る


・参考リンク

The Warburg Institute

School of Fine Arts, The University of Newcastle, Australia: ART THEORY RESOURCES, by Ross Woodrow

 ・ジョヴァンニ・モレッリ:Morelli's method

 ・イコノロジー:Iconology

 ・記号論:Semiotics

(4/18/2003)