授業の概要
美術史学を通して人文学を考える演習です.
一、芸術とは何か
二、歴史とは何か
三、人文学とは何か
美術史的に代表的な作品を紹介します.1〜3の問いに対して各自なりの答えを見つけてください.
授業の一般目標
一、美術史上の代表作に対する理解
二、美術史学の方法論に対する理解
三、芸術論を出発点とした人文学に対する理解
授業の到達目標
知識・理解の観点 |
美術史上の代表作について説明できる。 |
思考・判断の観点 |
人文学の方法論について批判的視点を持つ。独自の観点を育む。 |
関心・意欲の観点 |
美術展などの文化イベント情報に関心を持つ。 |
態度の観点 |
論理的な文章表現ができる。 |
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授業計画
時代別,作家別,方法論別など各週ごとに美術史にまつわるトピックスを紹介します.受講生にはオピニオン・シートを提出してもらい,演習の後半は討議とします。
四・十四 |
<零> オリエンテーション |
四・二十一 |
<第一講> 本は個人を育てる |
四・二十八 |
<第二講> 変貌するピカソ |
五・十二 |
<第三講> ゲルニカをめぐって |
五・十九 |
<第四講> ルネサンス三大巨匠 |
五・二十六 |
(休講) ※名古屋出張 |
六・二 |
<第五講> 美術史の基礎概念 |
六・九 |
<第六講> 速読―意識の網/近代まで ※北方ルネサンスまで |
六・十六 |
<第七講> 外在化/近代まで/近代美術(一) ※新古典主義まで |
六・二十三 |
<第八講> 通則論 ※東京出張のため切り上げ |
六・三十 |
<第九講> アートの通則論 |
七・七 |
<第十講> メモの活用/近代美術(一) ※写実主義まで |
七・十四 |
<第十一講> 近代美術(一)/近代美術(二) ※フォーヴィスムまで |
七・二十一 |
<第十二講> まとめ:人文学とは何か/近代美術(二)/現代美術 |
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八・四 |
レポート(共通教育係 レポート提出BOX) ※17時締め切り |
リンク:シラバス
参考図書
梅棹忠夫『知的生産の技術』(岩波書店、一九六九年)
ウンベルト・エコ『論文作法』(而立書房、一九九一年)
小林秀雄『考えるヒント2』(文藝春秋、一九七五年)
E.W.サイード『知識人とは何か』(平凡社、一九九八年)
澤田昭夫『論文の書き方』(講談社、一九七七年)
澤田昭夫『論文のレトリック』(講談社、一九八三年)
清水幾太郎『論文の書き方』(岩波書店、一九五九年)
ジャック・デリダ『友愛のポリティックスT・U』(みすず書房、二〇〇三年)
立花隆『「知」のソフトウェア』(講談社、一九八四年)
立花隆『ぼくはこんな本を読んできた』(文藝春秋、一九九五年)
齋藤孝『三色ボールペンで読む日本語』(角川書店、二〇〇二年)
齋藤孝『三色ボールペン情報活用術』(角川書店、二〇〇三年)
丸谷才一『思考のレッスン』(文藝春秋、一九九九年)
ミシェル・フーコー『言葉と物』(新潮社、一九七四年)