令和６年３月２日（土）KDDI維新ホールにて、腫瘍センター主催第11回市民公開講座『全力で挑む難治がんの治療』を開催しました。
本院は都道府県がん診療連携拠点病院に指定されており、各診療科で連携を強化しながら、多職種でがん治療に取り組んでいます。また同センターは、山口県全体のがん診療の充実を図るため、診療情報の蓄積や情報提供、がん相談支援などを行っています。
市民公開講座では、永野腫瘍センター長の開会挨拶後に、本院の消化器内科や消化器・腫瘍外科の医師５名が食道がん、胆道がん、膵がんの最新治療について動画やアニメーションを用いて、それぞれ20分の講演を行いました。各講演の終了後には、井岡副センター長からの解説もあり、参加者が熱心にメモを取る姿も見られました。当日はFMきららによるラジオ収録も行われ、参加者からは、「どの先生もわかりやすかった。詳しくお話していただいたので、イメージが持ちやすかった」「最新の治療現場の状況が分かってよかった。なかなか先生に直接話を聞くことができないので、とても貴重な時間だった」「動画の活用で理解しやすかった」など感想がありました。
講演後には、質疑応答も行われ、参加者から様々な質問が寄せられました。
【腫瘍センター主催市民公開講座プログラム】
日時：令和６年３月２日（土）13：00～15：00
会場：KDDI維新ホール メインホール
開会挨拶：山口大学大学院医学系研究科消化器・腫瘍外科学講座 永野 浩昭 教授
講演者：山口大学医学部附属病院第一内科 伊藤 駿介 助教「食道がんの内視鏡診療」
山口大学医学部附属病院手術部 西山 光郎 助教「チームで乗り越える進行食道がんの治療」
山口大学医学部附属病院第一内科 田原 祥子 医師「胆道がんってどんな病気？」
山口大学医学部附属病院第二外科 新藤 芳太郎 助教「膵がんの低侵襲外科手術」
山口大学医学部附属病院第二外科 松井 洋人 助教「胆道がんの集学的治療」
総合司会：山口大学医学部附属病院腫瘍センター副センター長 井岡 達也 准教授
FMきらら 岡﨑 美恵
