医師紹介

センター長
白石 晃司 教授
主な業務
医療材料物流センターでは、山口大学医学部附属病院での安全で円滑な医療の提供のために、外来・病棟・手術部等、病院内で使用する再生医療器材の洗浄滅菌処理や保管等について、トレーサビリティシステムや立体倉庫を活用し中央管理しています。
また、感染制御部、医療の質・安全管理部等と協力して、リスク管理における安全な医療材料の選定、院内感染予防に関する情報提供・教育等への取り組み、地域医療施設関係者に対する感染予防、医療材料等に関する情報発信など、医療及び、看護実践を多方面から支える役割を担っています。
洗浄および滅菌
- 器材とその取扱説明書の確認により、再生処理器材の適切な再生処理を行っています。
- 定期的な洗浄評価・滅菌評価と滅菌器の運転記録により、滅菌の質保証を行っています。
- 生物学的判定による滅菌評価は、滅菌器により毎回もしくは工程変更時、またインプラント滅菌時に必ず行っています。
- 全ての借り物器材の洗浄を行っています。
滅菌物の保管状況
- トレーサビリティシステムや立体倉庫を活用し、手術コンテナ器材の個体管理、滅菌期限管理、組立支援を行い、器材の正しい処理情報の搭載に取り組んでいます。
- SPDセンターによる、ディスポ医材、再生器材の管理を行い、データー活用による適正な物品の定数配置を行っています。
- 毎月、部署による器材定数チェックを実施し、毎年部署ごとの紛失状況を報告しています。また、SPDの稼働データーをもとにした適正定数の提案も行い、器材の紛失防止に取り組んでいます。
- 医学生・看護学生、新人看護師、リスクマネージャーに向け、正しい器材管理についての講義を実施しています。
業務実績(令和4年度)
器材処理数
外来・病棟 | 器械セット類 | 4,923 |
---|---|---|
器械総合計 | 128,000 | |
手術部 | コンテナ・セット | 13,099 |
AC単品器材 | 86,068 |
滅菌機器稼働回数
運転回数 | 高圧蒸気滅菌 | 5,430 |
---|---|---|
プラズマ滅菌 | 2,451 | |
LTSF | 273 |
器材紛失状況
病棟外来器材 | 年度 | 器材紛失数(点) |
器材紛失金額(円) |
---|---|---|---|
令和元年 | 223 | 941,400 | |
令和2年 | 170 | 941,720 | |
令和3年 | 167 | 826,400 | |
令和4年 |
143 | 602,900 |


