山口大学大学院医学系研究科 器官解剖学講座(旧解剖学第一講座)

 器官解剖学  Department of Organ Anatomy & NANOMEDICINE


研究HEADLINE

"創生" から" 解明" "制御"、そして "革新的医学"の実現へ

我々は新規なナノマシンを創生する“ものつくり研究”をベースとして
独自のアプローチにより生命現象を分子レベルで解明、制御することにより
医療の限界を打ち破る革新的医学の実現を目指しています。

研究内容

 21世紀の医学の新しい潮流としてナノメディシンが提唱され、その研究開発が世界中で活発に進められています。我々は、独自に開発し、国際特許を取得した“有機シリカ粒子技術”により様々な多機能ナノ粒子を"創生"し、その応用研究を進めています。我々のナノメディシン研究は、生命現象の可視化やナノ構造体に対する新たな生命現象の"解明"を行っています。さらに多機能ナノ粒子を用いた細胞や分子の"制御"による新しい治療法の開発、イメージングによる画像診断と治療の一体化(セラノスティクス)の研究を進めています。セラノスティクスは個別化医療、患者様に優しい革新的医学の実現につながります

【プロジェクト】

 "創生"
 ・医学生物学への応用に向けた新機能ナノ粒子の創生
    有機シリカ粒子技術を基盤として新機能ナノ粒子の創生を行っています。
 ・多機能化粒子の創生
    粒子の内部と表面の機能化により多機能化した医療用多機能ナノマシンの創生を行っています。

 "解明"
 ・生体における"大きさ"の意義

   物質の最も基本的なパラメータである"大きさ"について、その生体や病態での意義の解明を行っています。
 ・マクロファージ特異性

   生体内で重要な働きを持つマクロファージの取込みについて多様性、そして特異性の解明を行っています。

   マクロファージ特異性を基盤とした治療法の開発に向けた粒子多機能化の解明を行っています。

 ・ナノ粒子の治療学的特性の解明
   がん細胞やがん環境への多機能ナノ粒子の治療効果の向上のための治療学的特性の解明を行っています。

 "制御"
   がん、動脈硬化、感染症などに重要な細胞や分子を制御するため、イメージング機能や、抗ガン作用、
   免疫制御機能、さらに、これらの複合効果を持つ医療用多機能ナノマシンによる病態制御を行っています。
   診断と治療を一体化した医療用多機能ナノマシンによる革新的な医療の実現を目指しています。
 ・細胞の可視化制御
   ・マルチモーダルイメージング・ナノプローブ (造影剤)
   ・ユニバーサルイメージング・ナノプローブ (造影剤)
 ・細胞の治療学的機能制御
   ・セラノスティックス医薬
   ・免疫制御ナノ医薬

【研究体制・設備】
 ・体制

   ・(ナノメディシン)器官解剖学
   ・学内講座: 医学部臨床講座、獣医学部、工学部
   ・ナノ・セラノスティック国際センター (山口大学拠点形成プロジェクト)
 ・設備
 
                      

バナースペース

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