赤外線CCDカメラとパソコンを用いた簡易的眼球運動画像解析法
Simple eye movement image analysis technique using an infrared CCD camera and a personal computer
NIH Image用眼球運動画像解析マクロ
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このマクロは,フリーウェアの画像解析ソフトとして有名なNIH Image(Scion Image)を用いて,赤外線CCDカメラで録画した眼球運動のビデオ画像を解析するマクロです.
最近,赤外線CCDカメラをめまい診療に使用する先生は多いと思います.しかし,ENGのような眼振の波形そのものをカルテや論文に載せるには未だ高価な器機が必要であるため,患者の眼振をビデオに録画するだけで終っている先生もまた多いと思います.そこで,ビデオ入力・取り込みができる手持ちのパソコンを利用して,録画したビデオから眼振の波形を記録・プリントアウトできるように,この眼球運動画像解析マクロを作りました.
NEW
(2002/05/15)二次元解析(水平、垂直)だけでなく、三次元解析(水平、垂直、回旋)も自動化したマクロを作りました.それぞれの解析速度は、PowerBookG3(500)で行った場合、二次元解析が約30コマ/秒、三次元解析が約1コマ/秒です。
NIH Image(Scion Image)について
Macユーザーの方はNIH Image Ver.1.62を, Windowsユーザーの方はNIH ImageのWindows版であるScion Imageベータ3以降を使用して下さい.
NIH Imageそのものは,インターネットの下記ホームページからVer.1.62をダウンロ ードしてください.
http://rsb.info.nih.gov/nih-image/
Scion Imageは,インターネットの下記ホームページからダウンロードしてください.
http://www.scioncorp.com/
注意:Scion ImageはTIFF形式とBMP形式しか使えません.従ってAVI形式をTIFF形式に変換できる環境を御持ちの方のみ使用して下さい.少し手間がかかりますが,例として以下のような方法があります.
1) フリーウェアやシェアウエア(AppleのQcuickTimeProなど)で,AVIファイルを静止画(TIFF形式)の連番ファイル(動画の順番に合わせて静止画のファイル名の後に001,002と付きます)に変換する.
2) ScionImageのOpenAllコマンド(Openを選ぶとチェックボックスが出ます)で静止画の連番ファイルを一気に読み込む.
3) ScionImageのWindows to Stackで静止画の連番ファイルを動画ファイルにする.
配布は自由です.バグや使い勝手などのご意見やご感想を下記宛てに送っていただければ幸いです.ただし,この眼球運動画像解析マクロは,いかなる場合も使用者の全責任においてお使いください.
2002年5月15日更新
ダウンロード注意)
Macの方は、Mac用マクロをダウンロードして、NIH ImageでOpenしてください。
Windowsの方は、マクロをWordファイルにしてありますので、ダウンロードした後、Scion Imageで新しいテキストファイルを作り、そこへWordファイルの内容をコピー&ペーストして使って下さい。