研究内容紹介
研究 プログラム |
研究 コース |
教員名 | 研究内容紹介 | |
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人間文化創造プログラム | 多文化共生コース | 教授 | ※ 有元 光彦 | 日本語諸方言を対象とした音韻論・談話論を研究している。音韻論では九州・琉球・中国方言の形態音韻現象について,談話論では感動詞類について扱っている。いずれにおいても,現地調査で収集した言語データに基づき,記述的研究だけでなく理論的研究も展開している。 |
教授 | 北西 功一 | アフリカ熱帯雨林地域に住むピグミー系狩猟採集民の自然の利用と現代社会における彼らの生活の変化、および、世界の湿潤熱帯地域のバナナの品種・栽培・利用・流通の比較研究から、人間と自然の関係の多様性について探求する。 | ||
教授 | 藤本 幸伸 | 専門はアメリカ文学・文化。2000年までCIAなどのエージェントは白人男性であったが、今ではダークな任務を女性も担う。文化翻訳という観点から、映像作品に組み込まれたアメリカのイデオロギーや自己理解に関心を持っている。 | ||
准教授 | 小山 虎 | 我々人間やこの世界が実際にはどのようなものなのかについて、ロボット・AIなどの先端科学技が関わる哲学的問題、哲学的問題に取り組む際の方法論、19世紀以降の哲学史の再検討など多面的な観点から検討している。 | ||
准教授 | 田中 智輝 | 教育を通じて市民を育てるとはどういうことかという問いに、哲学および思想史の手法でアプローチする。ハンナ・アレントの思想をはじめとし、現代政治理論を手がかりに教育と政治をめぐる今日的課題に取り組む。 | ||
准教授 | 永井 涼子 | 主として、日本語による談話(母語話者同士、母語話者と非母語話者等)の分析を通じて、日本語のコミュニケーションにおける諸特徴を明らかにすることを課題とする。分析結果は日本語教育への援用を視野に入れた考察を行う。 | ||
准教授 | 南部 英彦 | 中国古代の思想書、詩文、歴史書を取り上げ、それらを時代の流れとの関わりを考慮しながら読み解くことで、著作者の「思想と表現」の「特徴と意味」を捉える。漢文理解に際しては、漢文訓読法を活用する。 | ||
准教授 | 宮永 愛子 | 自然会話データをもとに、我々が無意識に行っている日常会話の様々な現象(相づちやターン交替、スタイルシフトなど)について、日本語と他言語を比較しながら詳細に分析し、その普遍性や言語的特性を明らかにする。 | ||
准教授 | 山本 冴里 | 複言語教育、日本語教育が専門。「単一言語志向が強烈な文脈で、様々な言語への興味や関心を育てるためにはどうすれば良いのか」という課題に取り組んでいるが、それとは多少離れていても、社会と言語に関心を持ち、複数性、境界、周縁、教育・・・といったキーワードに惹かれる方はぜひ。 | ||
講師 | 中野 祥子 | 異文化間心理学を専門とし、文化移動に伴う異文化接触場面における認知・感情・行動について、量と質の両面から心理学的に検討する。特に外国人留学生、移民・難民、労働者の異文化適応や異文化間教育を主題としている。 | ||
講師 | 難波 えみ | 現代日本語を対象に、基本的性質を理解したうえで、実際の用例を分析し、特質や規則性を考察する。内省や既存データに限らず、調査及び実験などの手法も活用し、研究対象となる文法現象・語彙の一側面を探求する。 | ||
講師 | 原田 拓馬 | 教育学、とりわけ教育社会学において蓄積を見せる質的研究アプローチを用いて、教師が抱える葛藤や子どもが直面する生きづらさを対象とした臨床的研究に取り組んでいる。 | ||
講師 | ※ 藤本 正己 | 大学の教職員の能力開発が促される仕組みについて研究する。具体的には、大学の教職員がどのような経験を経ることで、能力開発が促進されるのかを理論的・実証的に研究する。 | ||
講師 | 山根 由美恵 | 主として日本近現代文学を対象にし、文学理論を踏まえながら解読することで、時代を再考する視点や看過されてきた問題を主体的に見出し、考究する。 | ||
助教 | 川﨑 千枝見 | 第二言語としての日本語の習得研究を中心に言語習得過程についてコーパスを用いた分析等によって検討する。また、子どもを対象とした地域日本語教室の役割や人材育成についても調査検討を行う。 | ||
表象文化・デザインコース | 教授 | 上原 一明 | 東アジアにおける現代彫刻の制作とその意義を論理的に探求する。また木彫による仏像や欄間彫刻などを中心とした文化財復元の実践と研究を探求する。 | |
教授 | 堀家 敬嗣 | さまざまなイメージであふれる私たちの世界について、ある映画作品や、歌謡曲の構成要素としての歌詞の言葉、あるいは“湘南”という概念など、多様な位相や単位で表現として認識できる文化表象を対象に、その状態や機能の分析をとおして「イメージとはなにか」を考察する。 | ||
准教授 | 坂口 和敏 | 現代社会が抱える複雑な課題を対象に、デザインを基軸とした学際的研究を行う。人間中心、自然との共生、共創的視点を重視し、社会やサービスをシステムとして捉えながら、インタラクティブシステムの設計理論と実践手法を探究する。 | ||
准教授 | 平川 和明 | 木工芸・漆芸の伝統的な技術・技法を用いて実践的に今日的な要求に応える家具・プロダクト商品の研究開発を行うとともに、デジタルファブリケーションの活用などの現代的アプローチから、工芸分野の新たな造形表現の可能性を探求する。 | ||
講師 | 白岩 洵 | オペラや歌曲、宗教音楽に関する歌唱を伴う作品・演奏研究の他、声楽発声に関する方法論・指導法の研究を主とする。また、演奏の提供(音楽マネジメント)や音楽アウトリーチについても射程とする。 | ||
講師 | 冨本 浩一郎 | インクルーシブデザインの実践を通して、社会的環境や製品、サービスなどから排除された人々をデザインプロセスに取り込み、多様なユーザーと共に課題発見から解決策を創出する方法論について探究する。 | ||
人間社会創造プログラム | データ理解・活用コース | 教授 | ※ 葛 崎偉 | 情報科学の基礎理論の1つであるグラフ理論を基盤としたネットワーク理論とその応用の研究を行っている。近年は、東洋医学の経絡モデル化やAI技術による健康診断等の研究にも取り組んでいる。 |
教授 | 北本 卓也 | 数式処理の理論や教育への応用に関する研究を行っている。最新のテクノロジーを用いて数式の解析や操作を行い、学習効率の向上と共に学生の学習体験を豊かにすることを目的としている。 | ||
教授 | 熊谷 武洋 | CGアニメ映像、デジタルアーカイブ、メタバース等のコンテンツ開発にかかるデジタル技術について理解・修得し、表現手法開発や実証作品制作を行う。加えてDX時代におけるコンテンツ産業の社会的背景や意義について考察を行う。 | ||
教授 | 杉井 学 | テキストマイニングや機械学習などの情報科学的な手法を組み合わせて、世の中に存在する様々な情報から人の目では気が付きにくい特徴や利用価値の高い情報抽出を目指す。 | ||
教授 | 中田 充 | データベース技術や情報システムの活用を通して、教育DXの推進に関わる研究(授業におけるICT活用、教育データの利活用など)に従事している。共創科学専攻では、これらの技術や成果を活用して共生社会の実現に寄与する研究に取り組む。 | ||
教授 | 野村 厚志 | 画像の基本的な処理として特徴抽出や領域分割があり、画像の性質やその利用目的に応じて適当な処理の方法を選択する必要がある。様々な方法が提案されているが、中でも協調・競合の機序による動的な計算手法を考える。 | ||
准教授 | 村井 礼 | 学習支援やデータ分析などにおける人工知能を用いた具体的な問題解決方法ついて探究する。生成AI等の戦略的な活用に関するシステムを構築し、実際のデータ分析を通じて検証する。 | ||
講師 | 岩野 摩耶 | 量的データと質的データをあわせて、政策や企業戦略などを考察する。オープンデータ・調査データ等を活用し、統計的な手法やテキストマイニング技術を用いて、人の行動や見解の分析、将来予測などを行う。 | ||
人間社会・環境コース | 教授 | 阿部 新 | 主としてサーキュラーエコノミー、国際資源循環に関して、国内外の政策、産業の実態の構造を捉えつつ、経済学的な視点から課題を抽出し、その解決策、方向性について分析を行う。 | |
教授 | 上田 真寿美 | 主としてライフステージにおける健康と環境・行動を取り扱う。特に、女性を取り巻く各ステージでの生活環境が健康に及ぼす影響や、その健康に対する行動(運動)の作用について検討する。 | ||
教授 | 柴田 勝 | 樹木の光合成を中心として葉内の光応答を調べている。また、生態学的なアプローチから樹木の成長予測を行い、その応用として茶の予測技術の開発なども手掛けている。 | ||
教授 | 松原 幸恵 | イギリス憲法の基本原理である「法の支配」原理について、思想的背景からその後の歴史的展開、そして現代社会においてどのように位置づけられているか、恣意的権力行使抑制の観点から理論的に考察する。 | ||
教授 | LOEHR MARC | 主としていろんな国・地域のメディアシステムの発展と現状を比較して、またはデジタル時代における従来のマスメディアの存続について考察する。 | ||
准教授 | 秋谷 直矩 | 社会学(特にエスノメソドロジー・会話分析)・科学技術社会論を専門とし、専門家と市民の相互行為がどのように組み立てられているのかを、テクノロジーとのかかわりを視野に入れて探求している。 | ||
准教授 | 岡田 菜穂子 | 高等教育機関における障害等のある学生の修学支援上のニーズの動向や支援体制に関する分析を行い、多様なニーズに対応するための支援体制の在り方を検討する。 | ||
准教授 | 林 寛子 | 現代日本の社会変動をふまえて「能力主義」という概念を理解し、教育社会学的視点から子どもたちの進路選択、不登校等の教育問題をテーマに、教育における社会的格差や教育機会の不平等について考察する。 | ||
准教授 | 森 朋也 | 地域資源や自然環境の利用・管理、地域開発における社会的ジレンマを「コモンズ」という視点から実証的な研究を行っている。 | ||
講師 | 杉野 弘明 | 人間と環境との"相互浸透作用"に着目する環境心理学・人間環境学を礎として、学際的な手法を活用しながら、地域づくりや合意形成、将来像の議論など、フィールドにおける課題解決に資する研究に取り組んでいる。 |
注)※ 印を付してある教員は,共創科学専攻(修士課程)の主指導教員として希望することはできません。