経済学・経営学専攻
概要
経済学・経営学専攻の経済学プログラムでは、地域社会や国際社会が抱える課題について、経済、公共管理、法律、観光等の社会科学の分野から深く分析し、問題解決に資する人材を、また、経営学プログラムでは、企業活動に伴って生起する経営上の諸問題を認識し、それらを解決するための具体的な方法を考え出すことができる人材を育てます。
ポリシー
コース紹介
経済学プログラム
経済学プログラムは、地域社会や国際社会が抱える課題について、経済、公共管理、法律、観光等の社会科学の分野から深く分析し、問題解決に資する人材の育成を目的としたプログラムであり、本プログラムに「経済社会政策コース」「公共管理コース」の2コースを置く。
経済社会政策コース
本コースは、観光を含む経済学及び法学などの社会科学の領域における専門的知識をふまえて、それぞれの分野の課題を発見し、解決できる能力の修得を目的とします。学修及び研究の領域は、公共経済研究、金融経済理論研究、経済統計研究、理論経済学研究などの経済学の基礎的分野と、社会政策・労働経済研究、地域経済論研究、観光経済研究、開発経済論研究などの応用分野から構成されます。例えば、自治体による地域振興政策の検証や評価などを通じ、地域特性に応じて意欲的に政策を企画・立案できるリーダーとして活躍しうる人材の育成を目指しています。
公共管理コース
リンク本コースは、国や地方自治体が抱える課題の分析、効率的・効果的な政策の立案を行い、組織及び政策運営に必要な知識やスキルの修得を目的としています。また、講義及び修士論文の作成は全て英語で行われ、経済学・経営学・法学など多様な視点から公共政策を考察します。 本コースは、2002年から、国際協力機構(JICA)と連携し、バングラデシュから人材育成奨学計画(JDS)による留学生の受け入れを始めました。その後、ネパール、ラオスから のJDSによる留学生の受け入れを行うとともに、JDS奨学生以外の学生にも対象を広げ、アジア諸国だけでなく、アフリカやヨーロッパなど様々な国・地域からの留学生が学んでいます。
経営学プログラム
経営学プログラムは、企業活動に伴って生起する経営上の諸問題を認識し、それらを解決するための具体的な方法を考え出すことができる人材の育成を目的としたプログラムであり、本プログラムに「中山間地マネジメントコース」「医療・福祉経営コース」「税務コース」の3コースを置く。
中山間地マネジメントコース
本コースは、中山間地における地域資源等の活用を通した地域活性化や中小企業の経営革新などについて研究することを目的とします。学修及び研究の領域は、経営管理や経営戦略、マーケティング、流通システム、中小企業経営、財務会計など経営に関する基礎的専門領域と、これらの基礎的専門領域を踏まえた上での地域の経済や観光、食品システムなどについて考察する応用領域の２つから構成されます。これらを通して、地域を牽引する経営人材の育成を目指します。
医療・福祉経営コース
リンク本コースは、医療機関や福祉施設などの経営の専門家の育成を目指しています。現在、日本の医療・福祉経営領域では問題が山積しています。それは、社会保障財源の逼迫、医療の安全に対する信頼のゆらぎ、患者の権利の主張、医療・福祉経営の非効率性と規制緩和、医療・福祉専門職の不足や偏在などです。また長期にわたる医療費抑制政策のもとで医療経営は疲弊し、特に急性期医療が危機に瀕しています。このような状況の中で、本コースでは医療・福祉経営や人的資源管理、日中医療経済や医療保険制度など各種理論の学修及び研究を通じて、医療・福祉施設経営の視点、国民経済と社会保障・公共政策についての知見、解決型の知識をも具備した総合的判断力・実践力を備えた人材を育成します。
税務コース
本コースは、主要税法の知識等だけでなく、判例・裁判例に触れつつ、税理士実務に必要となる税法の適用解釈の考え方や具体的な問題に直面した際に対応できる能力・知識等を身に付けることを目的としたコースです。税法の研究科目を専攻すると、修了後に税理士試験の一部が免除されることがあり、税理士志望の学生や働きながら税理士の国家資格取得を目指している人にとっては選択肢の一つにもなります。税法の研究科目に加え、高度な会計関連科目を修得することで、専門知識を有し，ローカルからグローバルまで活躍できる高度専門職業人を目指します。
