2012年秋より開始され、一つの症例を深く掘り下げることで忙しい臨床現場で感じた小さな疑問や発見を立ち止まって考えることができることが最大の利点であり、その後の新たな研究にもつながっています。
発表はちょっとした臨床上の気づきから、大学病院ならではの症例まで幅広く、ディスカションもどんなに些細で基本的な質問でも大歓迎であるというのがこの会の特徴です。また、ミニレクチャーも開始し、各班の先生たちの基礎から最新かつマニアックな診断・治療までを熱く語っていただく機会も設けています。
発表や論文にする際には、Figureが客観的な評価に耐えなければならないのはもちろんのことで、第二内科で代々伝えられてきた、“臨床データは常に論文のFigureをとるつもりで”、アンテナを張り巡らして日常臨床を行っていく原動力にもなっています。
学会における症例報告数は明らかに増加し、発表されたものの幾つかは論文として投稿中とのことで、近い将来に論文としてご覧いただけると思います。