医局案内

医局情報

医局の構成

医局員計 41名
※詳しくは スタッフ紹介ページ をご覧ください
◇教授:1名
◇准教授:1名
◇講師:2名
◇助教:8名
◇診療助教:10名
◇大学院生:11名
 博士課程4年:8名、3年:2名、1年:1名
◇他科:6名
◇非常勤医師:2名

科のモットー

公平、公正、熱意、和気藹々とした雰囲気の中にも医師としての厳しさがある。

特色・雰囲気など

医局旅行、お花見、バーベキュー、海水浴などレクレーションも充実。野球チームもあり。

主な研究内容

循環器病学、腎臓病学、呼吸器病学、リウマチ膠原病学の4部門にわたる広い範囲をカバーし、臨床、研究、教育を行っています。

<臨床>
24時間体制で急患や重症患者を受け入れ最先端の治療を行っている。
例えば、循環器領域においては急性心筋梗塞患者に対しては急性期に冠動脈インターベンション(PCI)を行っている。さらに血管内超音波検査や光干渉断層法(OCT)検査を行い、ロータブレーターやアテレクトミーを含めた最適な治療法を選択している。冠動脈の慢性完全閉塞(CTO)や複雑病変に対してもPCIにて良好な成績をあげている。
また、不整脈治療においては、カテーテルアブレーションを用いた重症な不整脈の根治療法を行っている。特に心内マッピングシステムを用いた、難治性不整脈の治療に成功している。近年は、心房細動に対してもカテーテルアブレーションにて高い成功率をあげている。また致死的不整脈に対して、植え込み型除細動器による治療を行うなど最先端の治療を実施している。
重症心不全の治療においては、両心室ペーシング療法、温熱療法、補助人工心臓の使用、さらに心臓移植への適応判定、移植施設への紹介を行っている。

<研究>
循環器領域の未解決な問題点を明らかにし、臨床の治療への応用を目指した研究を種々のテーマで行っている。例えば、心不全においては心筋内カルシウム制御の観点から心不全・不整脈治療薬の研究をしている。さらに致死的不整脈や心房細動における不整脈発生機序の分子的学的解析も行っている。 また動脈硬化の発生機序に関して、活性酸素、コレステロール、内皮機能などの関係を動物実験で研究している。臨床的研究として心エコーによる新たな心機能評価法の開発や血管内エコー法やOCT法画像解析による動脈硬化の進展機序の解明が注目されている。さらに、次世代シークエンサーによる不整脈・心不全の遺伝子解析や新しいバイオマーカーによる診断法・治療法の開発も行っている。

腎臓病の領域では、すべての腎疾患の診断と治療、および透析療法を手がけている。中でも重症化しやすい急速進行性腎炎などに対して、腎臓バイオプシー検査による正確な診断と免疫抑制薬を用いた治療を得意としている。また、血漿交換療法によるコレステロールの吸着や自己抗体の吸着療法も行っている。

呼吸器の領域では、肺がんを除くすべての疾患の診断と治療を行っている。肺炎や気管支喘息をはじめとしたポピュラーな疾患から、重症の呼吸不全までの治療を手がけている。特に種々の原因による間質性肺炎に対して、肺バイオプシーによる的確な診断にもとづく治療を得意としている。

リウマチ膠原病の領域では、関節リウマチやSLEをはじめとするすべての自己免疫疾患の診断と治療を行っている。
特に免疫抑制薬を用いた治療を得意としている。最近関節リウマチに対し、抗TNF抗体を用いた治療も行っている。

現在行われている研究テーマ
  1. 慢性心不全の病態生理及び分子生物学的研究と新規治療薬の開発
  2. 光干渉断層法(OCT)を用いた動脈硬化とステント評価の新しい画像解析方法の開発
  3. 不整脈・心不全の遺伝子解析や新しいバイオマーカーによる診断法・治療法の開発
  4. 心筋筋小胞体機能と細胞内カルシウム制御機構に関する研究
  5. 超音波法を用いた心室機能の解析、両心室ペーシング法の評価
  6. 不整脈発生機序に対する電気生理学的検討とカテーテルアブレーション法による治療
  7. 不整脈発生機序の分子生物学的解析究
  8. 心筋炎、心筋症の発症機序に関する免疫学的研究
  9. 腎不全の病態生理、分子生物学的研究
  10. 血管内超音波法による動脈硬化巣の新たな診断法の開発
学会発表

国内外の学会で毎年数多くの発表を行っています。

主な国際学会報告は こちら をご覧ください。

第二内科リトリート

<2018>
平成30年7月21日に毎年恒例の2内科リトリートを開催しました。
2内科医局員全員が各自の研究成果を発表し、朝8:00からスタート、夜の19:00過ぎまで、活発な討論を交わしました。今年は、リトリートの後に明徳で2内科納涼会が開催されました。
教授賞は、現在の2内科病棟医長である吉賀先生と、基礎研究に勤しんでいる大学院生の河野先生が受賞されました。


<2017>
平成29年7月15日に2内科リトリートを開催しました。
2内科医局員全員が各自の研究成果を発表し、朝8:30からスタート、夜の20:00過ぎまで、活発な討論を交わしました。
毎年恒例の教授賞は、留学から現在に至る業績とこれからに向けての展望を発表された2内科医局長である岡村先生が獲得しました。

第二内科症例検討会

2012年秋より開始され、一つの症例を深く掘り下げることで忙しい臨床現場で感じた小さな疑問や発見を立ち止まって考えることができることが最大の利点であり、その後の新たな研究にもつながっています。 発表はちょっとした臨床上の気づきから、大学病院ならではの症例まで幅広く、ディスカションもどんなに些細で基本的な質問でも大歓迎であるというのがこの会の特徴です。また、ミニレクチャーも開始し、各班の先生たちの基礎から最新かつマニアックな診断・治療までを熱く語っていただく機会も設けています。
発表や論文にする際には、Figureが客観的な評価に耐えなければならないのはもちろんのことで、第二内科で代々伝えられてきた、“臨床データは常に論文のFigureをとるつもりで”、アンテナを張り巡らして日常臨床を行っていく原動力にもなっています。 学会における症例報告数は明らかに増加し、発表されたものの幾つかは論文として投稿中とのことで、近い将来に論文としてご覧いただけると思います。

最近の発表リストは こちら をご覧ください。

留学状況

不整脈、呼吸器、リウマチ膠原病の領域では常時2~3人が国内留学による最先端の治療の研修を行っている。また、海外留学はアメリカを中心に、カナダ、ヨーロッパへ循環器領域の最先端の研究を目指して、常時3~4人が留学し(最多時12名)、国際的な研究交流を行っている。 特にカリフォルニア州立大学サンディエゴ校(UCSD)やボストンの研究グループとの交流は長年にわたり良好な関係を維持している。

現在、留学中の留学だよりは こちら をご覧ください。